星野源が「人をバカにして笑いをとることをしない」芸人・飯尾和樹を称賛

文=wezzy編集部
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星野源Instagramより

 星野源が日本のバラエティ番組で横行する「いじり」文化への違和感を吐露し、ファンから共感を呼んでいる。

 その発言があったのは、12月22日深夜放送『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でのこと。15日深夜放送の同番組では飯尾和樹(ずん)がゲスト出演していたため、この日のオープニングトークでは飯尾の話になった。

 星野は飯尾のすごいところとして「お笑いの現場にいるときも、人をこきおろすということをしない」「人をバカにして笑いをとるということをしない」という点をあげる。

 それはいまの日本のテレビ界においてはかなり難しいことだという。スタッフからそのような発言をするよう指示が出るからだ。そのような指示は、お笑い芸人でもなんでもない星野にすらあるという。

<僕もバラエティとかたまに出してもらったりすると、プロデューサーさんとかディレクターさんが『ちょっとバラエティなんで、いじる的な要素が台本の中に書いてありますけど、これ言わなくても大丈夫なんで』とか『一応バラエティなんでこういうのあるんですけど、本当に台本だけなんで』とか(言われる)。そこにはゲストの人をバカにするような言葉が書いてあるんですよ。
 それって本当にすごい特殊なんだと思うんです。なぜバラエティは人をバカにしないといけないのかっていう。それだと「人をバカにすること=日本のバラエティ」なので。『へぇ、そうなんだ』と思いながら、いつも(打ち合わせを)聞いているんですけど。でも、飯尾さんはそれをしないじゃないですか>

 ミュージシャン、もしくは俳優として番組に出ている星野の場合は、スタッフ側から「これ言わなくても大丈夫なんで」といった一言も入るという。が、お笑い芸人である飯尾にそうした配慮はないだろう。スタッフの意図する振る舞いを拒絶すれば、番組に呼ばれなくなる。たとえ嫌な指示であろうとも芸人に拒否権はないはずだ。

 その一例として、2020年10月放送『あちこちオードリー〜春日の店あいてますよ?〜』(テレビ東京系)に出演した飯尾は、カツラ疑惑が絶えない細川たかしとロケをした時にスタッフから「髪を思いっきり引っ張ってください」との指示が飛んできたエピソードを話していた。

 指示を受けた飯尾は仕方なく、確実に大丈夫だと思われる後頭部を掴んだところ、さらに、「てっぺんを」という指示が飛んできたため、「おりゃ〜!」と叫びながら髪の毛を握ったフリをして切り抜けたという。

 お笑い芸人たちにとってこういった要求は日常茶飯事だろう。台本に共演者をバカにして笑いをとるような台詞が書き込まれているのも日常の光景なのは想像に難くない。しかし、実際に飯尾がそのような発言をしている姿をテレビで見ることはほとんどない。なぜなのか。

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