星野源が「人をバカにして笑いをとることをしない」芸人・飯尾和樹を称賛

文=wezzy編集部
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 飯尾和樹がそうした姿勢を貫いているのは、「優しい」からではなく、「強い」からだと、星野源は分析している。

<飯尾さんって、人を攻撃しないとか、人を落とさないとかっていう、“優しさ”みたいな方向で受け取られることが多いと思うんだけど、飯尾さんをそばで見ていて思うし、プライベートでご飯した時に話すこともそうだけど、めちゃくちゃ強いんですよ。
 だから、優しいんじゃなくて、そこが飯尾さんの攻撃なんですよ。それが戦い方っていうか。飯尾さんがやっているのは守りなんじゃなくて、めちゃくちゃ攻撃なんですよ>

 おそらく、飯尾の台本にも「いじり」の台詞は書き込まれているだろう。しかし、飯尾はそうした台本には従っていないのではないか。

 それは、人として優しいというのもさることながら、それよりもまず「人をバカにした笑いは面白くない」という芸人の矜持があり、周囲の意見に惑わされずに己の道を貫き通す強さがあるからだろう。

 昨今、吉本興業の芸人がやっているような楽屋落ちのいじり芸は視聴者から受け入れられなくなり始めている。50代にして飯尾がブレイクした背景にはそうした時代の変化がある。

 2020年10月放送『サワコの朝』(TBS系)で飯尾は、かつてタモリから受けた<時代は追いかけたら絶対に追いつかない。自分の好きなことをやっていればいいんだよ。もしかしたら、時代がポーンと合うかもしれない。それ待ちだ>というアドバイスに影響を受けたと話していた。

 「人をバカにしない」という飯尾の芸は、星野が分析した通り、優しさではなく、決して自分を曲げない“強さ”にあるのだろう。

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