子育て家庭の防災グッズの悩み1位は「お金がかかる」 購入経験がない人ほど低価格を求める傾向

文=中崎亜衣
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GettyImagesより

 子育て世帯に向けて防災の情報を発信する「いつもしも」が、子育て中の母親を対象に「防災アンケート」を実施し、その結果を公開しました。

 まずは、「防災で困っていること、ストレスに感じること」。複数回答では、「どのくらい買ったらいいのかわからない」が最多で7割近く。そのほか「賞味期限を切らしてしまう」「見直しが大変」「収納場所がない」など、防災用品の管理に困っている方が多いようです。

 しかし、同様の質問を単⼀回答で答えてもらうと、複数回答では5位だった「お金がかかる」が1位に。「備えあれば患いなし」と言いますが、実際に必要なものを全部備えようとすると、それなりにお金がかかりますし、定期的な見直しと買い替えも必要です。日頃の子育て・生活にもお金はかかるわけで、非常時にしか使わないものにお金をかけることに抵抗を感じる方は少なくないようです。

 「防災グッズに求めるもの」1位はやはり「安全性」。単一回答では、2位に「コスパの良さ」があがっており、非常時に命を守るために使うものですから安全性はもちろん担保して欲しいけれど、あまりにお値段が張るものはやはり買えませんよね。

 では、具体的にはいくらくらいの金額で防災用品を揃えたいのでしょうか。調査では「非常食」「非常食セット」「防災グッズ」「防災セット」の4つに分けて、「防災にかけても良い予算」を聞いています。

 「非常食」単体では半数近くの方が「500円未満」と回答していますが、「非常食セット」で「2000円未満」という方が半数を占めます。ただ、実際の「非常食セット」は、最低限必要とされる「3日分」の備蓄を基準にしているものが多く、2000未満の商品はほとんど見かけません。セット購入は便利な反面、出費の面ではハードルが高いのかもしれません。

 一方、「防災グッズ」は単体でも「2000円未満」、「防災セット」では「3000円未満」がそれぞれ半数を占めています。非常食と違い賞味期限がないため、それなりにお金をかけてもよいという認識の方が多いようです。

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 ネットショッピングが普及して久しいですが、防災グッズや非常食の購入場所は、スーパーやホームセンターなどの「直接購入のみ」で済ませた方が6割弱。非常時に使うものだからこそ、自分の目で直接確かめてから購入したいのかもしれません。

 ちなみにクロス集計では、「非常食」を「買ったことがない」という方ほど低予算を希望する傾向が見受けられました。「非常食セット」「防災グッズ」「防災セット」でも、同様です。「価格が高くて、備えられない」あるいは「買ったことがないから予算感がない」という可能性もあります。「3⼈家族1⾷分セット」など、量は少なめだけどリーズナブルな価格の商品があれば、購入経験のない方でも手に取りやすいでしょう。

▼調査概要
調査テーマ:「子どもとママの防災」について
調査期間:令和2年11月2日~11月5日
調査方法:インターネット(アンケート専用サイトから回答を入力)
調査対象:子育て中のママ500名(以下、各100名)
・子育て中のママ(子ども年齢不問)
・妊娠中~1.5歳の子どもがいるママ
・1.5歳~3歳の子どもがいるママ
・幼稚園・保育園児の子どもがいるママ
・小学生以上の子どもがいるママ

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