
GettyImagesより
年々、利用者数が増加しているメルカリですが、2020年7月に発表されたデータによると、月間利用者数は1745万人。国民のおよそ7人に1人がメルカリを利用しているというのですから驚きです。
そんなメルカリの2020年のトレンドとは? 先日メルカリが、2020年の「急上昇カテゴリー」や「出品ワードマップ」などを発表しました。
出品ワードマップ2020
こちらは、メルカリに出品する際に使用されたワードのうち、今年特に使用された特徴的な単語を選び、使用頻度を文字の大きさで表した「出品ワードマップ」です。
大きく目立つのは「鬼滅の刃」そして「あつまれどうぶつの森」。こちらの2つは、もはや説明不要でしょう。
ディズニー制作のスマホゲーム「ツイステッドワンダーランド」や「スーパードラゴンボールヒーローズ」、任天堂のゲームと連動して遊べるキャラクターフィギュア「amiibo」など、ゲーム関連の単語も目立ちます。
「PS4」や「iPhone11」は、新たに「PS5」や「iPhone12」が発売されたことにより、前機種を出品する人が多かったということでしょうか。
日本発のアウトドアブランド「スノーピーク」や「ランタン」といった単語からは、アウトドアブームが伺えます。
聞き慣れない言葉もチラホラ。「アクスタ」とは何かご存知でしょうか。
「アクスタ」とは「アクリルスタンド」の略。アイドルやアニメのグッズとして販売されるアクリルスタンドのことだそうです。
では「ヨントン」とは? これは、韓国語でビデオ通話、映像通話を意味する「ヨンサントンファ」の略。コロナ禍で、サイン会や握手会が、この「ヨントン」形式で行われているのはわかりますが、メルカリとの関係は? メルカリ内で「ヨントン」と検索してみました。
「ヨントン」形式の握手会やサイン会に当選し、参加した人のみがもらえるという「ヨントン」限定の「トレカ」、トレーディングカードが多く出品されていました。
アパレル系では、NIKEとのコラボスニーカーも話題になった「sacai」、「エアフォース」などが目立ちます。レア度の高いスニーカーはメルカリでも多く取引されていますが、高額での転売は悪い意味で気になるところです。
小さな文字ではありますが、「小池都知事」そして「小池百合子」これはいったい何が出品されているのでしょうか。メルカリで「小池都知事」と入力してみたところ……。
予測変換で出てきたのは「レース生地」に「刺繍生地」。
「小池百合子」と入力した場合も同じく「生地」ということで、ネットでも話題になった「ユリコノマスク」風の、生地を出品する際に多く使われたようです。
急上昇カテゴリー
続いて、今年「メルカリ」内で検索された購入されたカテゴリーの内、昨年と比べてその差が大きかったものをランキングにした「急上昇カテゴリー2020」をチェックしてみましょう。
1位は「エコバッグ」。レジ袋有料化の影響であることは、間違いありません。
その他、新型コロナウイルス感染拡大の影響とみられるものが、ほとんどを占めています。「デスクチェア」や「ディスプレイ」はテレワークを充実させるためということでしょうか。
3位は「少年漫画」。「鬼滅の刃」の大流行により「少年漫画」自体の人気を底上げする結果となったのかもしれません。
メルカリでわかる今年の世相
メルカリでわかる今年の世相、いかがだったでしょうか。
来年はいったいどんな単語が並ぶのか? いったいどんなキャンペーンが展開されるのか? いちメルカリ好きとして期待して待ちたいと思います。