ビートたけしは2021年中にテレビからいなくなる? 各局が長寿番組を終わらせる理由とは

文=wezzy編集部
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Getty Imagesより

 大御所タレントの筆頭格であるビートたけしが、ついにテレビを去る日が来るのかもしれない。

 昨年12月15日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、今春に『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)がリニューアルし、ビートたけしが番組から卒業する案が浮上していると報道。『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)も同時期に終了する予定で話が進んでいるという。

 理由は高額の出演料だ。たけしは2018年にオフィス北野から独立し、18歳年下の愛人・Aさんと共同で設立した個人事務所・T.Nゴンを拠点に活動中。ちなみに、現在は40年近く婚姻関係を続けた前妻と離婚しAさんと再婚している。

 Aさんはたけしのマネージャーもしているそうだが、1本150万円という高額出演料の見直しを求めるテレビ局の要望に応じるどころか、さらなるギャラアップを要求する強気な姿勢を崩さないことから、たけしはついにリストラ対象に入ったという。

長寿番組が次々と終了するテレビ業界。なにが起きているのか?

 2020年は長寿番組の終了や、大物司会者のリストラが次々と報じられた年だった。

 9月には『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)が終了。また、「週刊文春」報道によると、今年3月には『とくダネ!』(フジテレビ系)も終了予定と見られている。いずれも、コロナの影響でテレビ局の広告収入が激減したため、安藤優子氏や小倉智昭氏といった高額ギャラのキャスターを起用し続けることが難しくなったようだ。

 フジテレビだけではない。1996年放送開始『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)や、1989年放送開始『噂の!東京マガジン』(TBS系)といった長寿番組の打ち切りも続々と決定。視聴率が堅調なこれらの番組が放送を終えるのも、高額出演料のコストカットが大きな理由であるとされる。

 ただ、長寿番組の終了にはコストカット以外にも、もうひとつ理由がある。2020年3月から実施された視聴率調査のリニューアルだ。

 これまでは世帯視聴率の調査が中心で、一部地域を除いては「誰が見ているか」を調べる個人視聴率までは把握することはできなかった。それが3月からは日本全国で個人視聴率をとることができるようになった。

 これにより、番組を見ている人の性別や年齢も調べることが可能となる。スポンサーは商品購買力をもつ13歳〜49歳の視聴データ「コア視聴率」を重視するため、世帯視聴率が高くともコア視聴率が低い番組は評価されにくくなった。

 2020年は、EXITや霜降り明星などの「お笑い第七世代」に分類される30歳前後の芸人や、フワちゃん・みちょぱ(池田美優)など新しい世代のタレントの台頭が目立った。YouTubeやTikTokで多くのファンをもつ人がテレビに進出することも日を増すごとに増えているが、その背景にはこうした事情があると言われている。

 中堅〜ベテランのタレントにも変動が起きている。ニホンモニターが行った調査「2020テレビ番組出演本数ランキング」では、1位の博多大吉(博多華丸・大吉)や2位の設楽統(バナナマン)など帯のレギュラー番組をもつタレントが占めるなか、帯番組のないオードリー(4位に若林正恭、7位に春日俊影)がトップ10にランクインしたことが話題となったが、コアなファンを多くもつふたりがこの位置についたのも、視聴率をめぐるテレビ局の変化が一因にあるとする見方は強い。

 現時点でコロナの収束は見通せず、2021年もテレビ局の経済的な状況が好転することは絶望的だ。今後も長寿番組の終了や大物司会者のリストラは進むかもしれない。

 しかし新陳代謝の活性化は、若者のテレビ離れが進み未来が見通せなくなっていたテレビ業界にとっては、必ずしも悪いことではないのではないだろうか。

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