フワちゃん“やっぱり無礼じゃない”説! デヴィ夫人も「彼女のこと好きになってきた」

文=雪代すみれ

カルチャー 2020.12.28 18:00

フワちゃんTwitterより

 12月27日、『うわっ!ダマされた大賞』(日テレ系)が放送され、番組内でのフワちゃんの行動がネット上で好評を博している。

 番組では「デヴィ夫人80歳傘寿記念ドッキリ」と題された、フワちゃんがターゲット、デヴィ夫人が仕掛け人となりドッキリが行われた。最初は、フワちゃんがデヴィ夫人に”映え写真”の撮り方を教える偽企画で、事前にスタッフがフワちゃんにデヴィ夫人のことを「デヴィ」と呼ぶように打ち合わせ。デヴィ夫人が怒ったとき、フワちゃんがどのような反応をするか見るドッキリだ。

 しかし、ロケが始まると打ち合わせとは異なり、フワちゃんは「デヴィ夫人」と呼び続けるため、デヴィ夫人はキレるタイミングが見つからない。スタッフが再度「デヴィ」と呼ぶようフワちゃんに念押しし、一度は「デヴィ」と呼んだものの、デヴィ夫人の表情が変わったところをフワちゃんは見逃さず、その後はずっと「デヴィ夫人」「デヴィさん」としか呼ばなかった。

 「デヴィ」と呼び捨てしないどころか、本番ではない場面でわざとらしくなく<すみませんデヴィ夫人、寒い中お待たせしてしまって><デヴィ夫人まだ休んでてくださいね>と気遣ったり、スタッフに<デヴィ夫人に上着着ておいてもらって>と声をかけたりする様子が見られ、最初はフワちゃんのことを「苦手」と話していたデヴィ夫人も、<ああいうキャラで売ってるけれども、常識人なんじゃない?><彼女(フワちゃん)の事好きになってきた>とあっさり懐柔。ブチギレドッキリは中止となった。

 続いて、ゾウの歯磨き粉実験で映え写真を撮る企画へ。スタートボタンを押すと、装置に不具合が発生し、高さ3メートル超えのセットが倒壊し爆発するという「爆発ドッキリ」だ。スイッチを押し予定通りセットが倒壊、爆発し逃げる2人。最初は一人で逃げようとしていたフワちゃんだが、後ろを振り返りデヴィ夫人の手を引きながら一緒に逃げる姿が。

 一連のフワちゃんの行動に、ネット上では「フワちゃんいい人」「カメラ回ってないところではしっかりしてるんだよね」「愛される理由が伝わってくる」と大絶賛されている。

“無礼”でも”ガサツ”でもないフワちゃん

 先日の「週刊女性」(主婦と生活社)が発表した「女が嫌いな女ランキング」および、「週刊SPA!」(扶桑社)の「男が嫌いな女ランキング」では1位にランクインしたフワちゃん。嫌いな理由として「無礼」「品がなくてガサツ」といった理由が挙げられているが、ドッキリでは非常に気配りができ、言葉遣いも丁寧な様子が見られた。

 VTR放送後のスタジオでフワちゃんは、<一個のドッキリを潰してしまったのは本当に申し訳ない>としつつも、<おかげでデヴィ夫人にめちゃくちゃ気に入れられてLINEも交換できた>と話しており、デヴィ夫人からは非常に好かれたようだ。

 フワちゃんは、自分のキャラクターを活かしながらも、相手との絶妙な距離の取り方が上手く、それでいて、自分の意見は大御所であろうとしっかりと表明する。そういったコミュニケーション力は、ガサツどころか繊細という印象であり、フワちゃんが引っ張りだこな理由の一つはそこにあるのだろう。

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ウェジー 2020.12.24

雪代すみれ

2020.12.28 18:00

フリーライターです。企画・取材・執筆します。関心のあるジャンルは、ジェンダー/フェミニズム/社会心理学など。

@yukishiro7946

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