木村拓哉「最強説」更新、ますます渋さ増す2021年の木村拓哉

文=秘密のアツコちゃん
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 年末から出演番組の宣伝で大忙しだった木村拓哉さん。1月1日には3時間生放送の『さんタク』(フジテレビ系)、3日と4日には『新春スペシャルドラマ「教場Ⅱ」』(同)と、年明け早々フルスロットルな木村さんの、相変わらずカッコ良すぎて周囲を緊張させるという取材対応をアツコがこっそりお伝えします。

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 皆さん、新年あけましておめでとうございます。アツこと秘密のアツコちゃんです。

 2021年の幕が上がりましたが、新型コロナウイルスの狂騒が続き、より感染性が高いと言われる変異種も拡大するという不安な中でのお正月ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?  本年も何卒どうぞヨロシクお願い致します。

 お正月をおうちで過ごしていらっしゃる方も多いかと思いますが、3日と4日はぜひ木村拓哉ワールドにどっぷりハマっていただきた〜い!  ということで、新年一発めは『新春スペシャルドラマ「教場Ⅱ」』(フジテレビ系)をご紹介させていただきます。

 年末に2夜連続で前作を放送していたこともあって、大酒飲みの編集Tちゃんも「本当に見応えがあった。お酒が進んじゃったけど、これでもう復習はバッチリ」と準備万端のよう。前作の時は「木村拓哉の白髪ってどうなのよ?」なんて言ってたくせに、手の平返しはお手のもの。だってインタビューをしちゃうとね、案の定めちゃくちゃかっこよくて取材陣の女性たちはみんなメロメロ〜。「やっぱり木村拓哉、最高!」と叫び出しそうになるのを必死にこらえながら取材をしていたぐらいなんだもの。

木村拓哉、白髪の理由は「だって…」

 『教場』は長岡弘樹さん原作の警察小説シリーズで、舞台は警察学校。木村さんが演じる冷酷無比の鬼教官・風間公親は、クールにも程がある最恐の教官だから劇中、ニコリともしないし、最初に取材をした前作の時なんか、現場をちょっと覗いた時点でみんな「コワッ」と声を上げちゃったぐらい。アツもね、古い話だけど恥ずかしながら『あすなろ白書』(フジテレビ系)だって取材してる身だし、何度も何度もインタビューしてるけど、『教場』の木村さんはあまりに迫力がありすぎて「ヤバイよヤバイよ、ムリムリ」しか言えず、いきなり“出川ガールズ”の仲間入りよ(ちょっと意味が違うけど)。

 とはいえ何か聞かなきゃだしと思って頭をフル回転させてみたんだけど、木村さんを目の前にしたら頭が真っ白になってしまってもうダメ。気がついたら「よくグレイヘアにしましたよね」と思ってたことがそのまま言葉になって出ちゃってて。「ヤバーイ!」と思った瞬間、ニヤリと笑った木村さんから「だって……そういう設定だったから」とシンプルかつ明確なアンサーが舞い降りてきてヘナヘナよ。

 その第二弾というわけで、今回も冷や汗タラ〜リな不甲斐ない感じで取材に向かったんだけど、見れば見るほどやっぱり木村さんだからグレイヘアも断然カッコイイのよ。風間公親という己にも生徒にも厳しく闇を抱えた鬼教官も、笑顔こそないけれど、ちゃんと血の通った人物に仕上げていて「さすが!」としか言いようがないんだけど。

 でもやっぱり「どうしてこの役を演じようと思ったのかしら?」という疑問がずっと心の隅っこにあってモヤモヤしていたのよね。風間という理解されにくい男に命を吹き込むのって並大抵のことじゃないでしょう? 100%共感するのもちょっと難しいし、これまでの木村さんに多かったいわゆる「愛されキャラ」じゃないしね。こりゃどーんとぶつかるしかないなと思って、勇気を振り絞って聞いてみたところ……

「いやいや、風間公親を知れば知るほど、演じれば演じるほど分からなくなる。こんな人がいていいのだろうか? 教育者として正解なのかどうか、果たしてこういう教え方でいいのだろうか? と考えたり。でも難しいことだとしても最終的に挑戦してみたいと思ったから」と、あの落ち着いた渋い声で一言。

 でもこの予想外の答えで、アツも周りのスタッフたちもまたまた惚れ直しちゃったし、「木村拓哉最強説」も更新され、鬼の風間だって一気に「愛されキャラ」へと大逆転。まさか「風間ってどうなのよ?」という、視聴者が思ってた疑問点を木村さん自身も同じように持っていたなんて。やっぱり木村拓哉はただ者じゃないわ!(知ってたけど…笑)

Snow Man目黒蓮を「とにかく真面目」と称賛

 このドラマは風間教官が主役なんだけど、この生徒たちが本当にいい味を出していて心を揺さぶられるのよね。風間の冷酷な常套句「君には辞めてもらう」を浴びせられる生徒たちが哀れで同情しちゃったり、でも不器用ながらも一生懸命、訓練に励み成長していく姿に胸を打たれたり。

 今回も30人の問題を抱えたワケあり生徒たちが登場するの。前作は198期で、今作は200期の生徒たち。濱田岳、上白石萌歌、福原遥、矢本悠馬、杉野遥亮、目黒蓮、眞栄田郷敦、岡崎紗絵、戸塚純貴、高月彩良、樋口日奈ら安定の中堅から若手まで良い感じの役者さんが大集合よ。

 木村さんは「最初は何となく偏差値の高そうな集団だなぁという気がしていたんですけど、関わっていくうちに根性もあるし、厳しい訓練にも耐えていて、精神的にもタフになっていったし、本当によく頑張っていましたね」と、鬼教官目線ではなく、頼もしくも優しいアニキ的目線で彼らにエールを送っていたわ。

 生徒役のみんなにはクランクイン前から厳しい訓練が待ち受けていたそうなんだけど、木村さんは「風間を演じる上でとても必要なこと」としていつも立ち会っているそう。こーゆートコなのよね、木村さんのカッコよさって。決して労を惜しまない男なんだもん。人生に手抜きは一切ナシ!

 さらに他のキャストも豪華で、木村さんの後輩である重岡大毅ら、三浦貴大、佐久間由衣、嘉島陸、前作から引き続いて工藤阿須加、川口春奈、葵わかな、富田望生、味方良介、村井良大、そして大島優子、三浦翔平も大集結。前作で生徒役だった阿須加くんや翔平くんたちが200期生徒の訓練にも立ち会ってサポートしていたとかで、これには木村さんも「ものすごく嬉しかった」と手放しで大喜び。今回も最強のチームで仕事ができたそうなの。

 また、めめことSnow Manの目黒蓮くんも生徒役で出演しているんだけど、木村さんからは「誰よりも早く現場に入っていて、とにかく真面目だった」とお褒めの言葉も。めめも木村さんの演技と仕事ぶりを目の前にしてとてつもない刺激と影響を受けたみたい。経験としてデカイと思うな。

 まぁSnow Manは残念ながら、メンバーの宮舘涼太くんが新型コロナウイルスに感染してしまって、他のメンバーも濃厚接触者に該当したため、初出場が決まっていた『第71回NHK紅白歌合戦』を無念の辞退。残念だったけど今年またリベンジすればいいし、ファンとしては逆に楽しみが延びて応援のしがいもあるしね。きっとめめも、おうちでじっくり『教場Ⅱ』を見るんじゃないかなぁ?

 そうそう、それに1月1日元日には恒例の『さんタク』(フジテレビ系)があって、何と初の生放送というビッグサプライズ。素敵なお年玉を貰っちゃったような感じじゃない?  おせちとお酒でほろ酔い気分のまま見るのもいいかも?  編集Tちゃんも「うん、ほろ酔い加減ぐらいがちょうどいいかも。泥酔しないよう気をつけなくっちゃ」って言ってたし、おうちのお正月も捨てたもんじゃないって気になるでしょ? コロナ禍での神経をすり減らした撮影を乗り越えた「チーム木村」からのお正月プレゼント。鬼教官・風間が伝えたいこととは何か?  さぁさぁ正月から「木村拓哉三昧」ですわよ。皆様、気を抜かずしかと受け取りましょうね。

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