新成人の「結婚したい」「子供が欲しい」割合、過去26年で最も低い結果

文=中崎亜衣
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 結婚相手紹介サービスを提供する株式会社オーネットが、2021年に成人式を迎える新成人618名(男女各309名)を対象に「恋愛・結婚に関する意識調査」を実施し、その結果を公開しました。

 それによると、これまでに交際経験があるという人は回答者全体で56.3%(男性54.4%、女性58.3%)にとどまり、過去5年で初めて6割を下回る結果となりました。

 男女別に見ると、男性は前年とほぼ同水準で微減しているのに対して、女性は8ポイント減と振り幅が大きいようです。交際経験の減少傾向は、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で出会いの機会が減ったことも影響しているかもしれません。

 現在交際中の異性がいるという人は回答者全体で24.8%と、こちらも過去5年で最も低い結果です。男女別に昨年と比較すると、男性はほぼ同水準で微増しており、対して女性は昨年から10.3ポイント減でした。

 交際相手がいるという男女153名に、「相手とどうやって知り合ったか」を質問したところ、1位は例年同様、「大学(専門学校、大学院含む)」34.6%でした。2位は「幼稚園~高校時代までの知り合い」24.8%、3位は「アルバイト先」13.1%。

 4位は「ネット(SNS)」11.8%(マッチングアプリ6.5%、Twitter5.2%)で、昨年の3位から順位を落としました。コロナ禍の影響で、以前から知る友人知人としか会わない人が増えたことが推察されます。

 今後異性との交際を積極的にしたいという人は、回答者全体で41.1%(男性43.0%、女性39.2%)。昨年より6.3ポイント減、過去5年で最も高かった2018年(50.6%)からはおよそ10ポイント減です。女性にいたっては、過去5年で最も低い結果で、2018年(53.4%)からおよそ14ポイントも減少しています。

 「SNSで知り合った異性との恋愛はあり」だと考える人は回答者全体の47.7%。ここ数年の推移を見ると50%前後でほぼ横ばいです。

新成人の結婚観にも変化

 結婚について問う設問で、「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」を選択した割合は、回答者全体で73.8%。昨年の79.1%から5ポイント減、また、1996年の調査開始以来(過去26年)最も低い結果だそうです。特に結婚願望を持つ女性の割合は、2020年が84.1%だったのに対して、2021年は72.5%と10ポイント以上減少しています。

 「結婚相手の収入が十分であれば、専業主婦 (主夫)でもよい」という人は、回答者全体の45.3%(男性41.1%、女性45.3%)。「専業主夫でもよい」という男性の割合は、2020年の35.0%からおよそ5ポイント増加、「専業主婦でもよい」という女性は2020年55.3%からおよそ5ポイント減少しており、この設問では男女の回答差は縮まっています。「夫が妻を養うもの」という固定観念は薄れ、「稼げる方が出せばよい」というフラットさが浸透しつつあると言えるでしょう。

 また、「結婚したら子供が欲しい」という人の割合は、回答者全体の61.7%(男性65.4%、女性57.9%)で、昨年より4.2ポイント減少し、「欲しくない」「わからない」という人の割合はそれぞれ微増しています。男女別で見ると、男性の割合が昨年より2.3ポイント増えたのに対して、女性の割合は10.7ポイント減という結果でした。

▼調査概要
調査名:【第26回】2021年新成人の「恋愛・結婚」に関する意識調査
調査地域:全国
調査対象:2000年4月2日~2001年4月1日に生まれた成人式を迎える男女
調査方法:インターネットを利⽤したクローズ調査
調査日:2020年11月27日~11月30日
調査主体:株式会社オーネット
サンプル数:618人(男性309人/女性309人)

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