トップYouTuberはじめしゃちょー率いる「はじめしゃちょーの畑」が闇鍋カレーに入れたものをめぐり、「気分悪い」「非常に不愉快」と炎上している。
その動画に登場したメンバーは、たなっち、けんすけ、やふへゐ先生、トマトくんだ。「闇鍋」とは、鍋の中に好きなものを入れて、入っているものを当てるゲームのこと。暗闇の中で鍋を食べるので、なにが入っているのかわからない――というものだが、今回は食べる人が目隠しをして、ほかの人が調理をして食べさせる役に回るという。
調理役はじゃんけんの結果、やふへゐ先生に決まった。やふへゐ先生の持ち寄った「アボカド」「数の子」、トマト君の持ち寄った「世界一硬いパン」「日高昆布」、ケンスケの持ち寄った「お茶のパック」「タランチュラ(自販機で売っているもの)」。カレーと煮込むと味の変化が面白そうな具材が登場する中で、たなっちが出してきたのは「お餅」。と、「彼女のパンツ」だった。
やふへゐ先生が「ガチのやつ?」と聞くと、たなっちは即答で「はい」。すると、やふへゐ先生はパッとパンツを取り、おもむろにパンツの匂いを嗅いだ。やふへゐ先生はパンツをかぶり、たなっちも「おいしく食べたいなと思って」と笑った。そして、彼女のパンツはカレー鍋に投入された。
これらの具材に、はじめしゃちょーから渡されたお酢とデスソースが加わって完成したカレーは、混沌としたものに。たなっちの「彼女のパンツ」をかじったけんすけは、「おえええええ!!!!」と盛大にえづいた。芳香剤とカレーの匂いが重なって「ヤバい」ニオイを放っていたそうだ。
はじめしゃちょーの畑のテーマは「男子校ノリ」で、それを好む視聴者がファンになってはいるものの、強烈なホモソーシャルを体現したこの動画のコメント欄は荒れている。「自分男だし下ネタもエロトークも普通に笑うタイプだけどパンツはちょっとええ…って感じ」「初めて畑見てて気分悪かったです、、、食べれるもので闇鍋しようねって言ってたじゃん、、、」「たなっち、ただのやばいやつやん」とドン引きのコメントが多数だ。
低評価も1.2万と高評価1.2万に並ぶ数字だ。いつもは平和なはじめしゃちょーの畑だが、この批判を受けてか公式アカウントが「※パンツは衛生上問題の無いものを使用していますが、絶対に真似しないでください」とコメントを投稿。だが、問題はそこではないだろう。パンツの衛生面はどうでもいいことで、 “たなっちの彼女”というその場にいない存在をネタ化してバカにしているように見えることで、不愉快になった視聴者は少なくない。
また、はじめしゃちょーの畑のメンバーたちは今や、アイドル的な人気を博している。「推しメン」がいる視聴者も多いことがコメント欄からもわかる。昨年、「はじめしゃちょーの畑」が、女性メンバー加入の可能性を匂わせてファンが猛反発したことも記憶に新しい。新メンバーとして女性が加入する可能性もあると動画内で示唆したのだが、大多数の視聴者がコメント欄で猛反対したのだ。
はじめしゃちょーが「可愛いと……好きになっちゃうなあ」「異性である限り色恋沙汰は避けられないわけですよ」「ありえそうで怖いよね、実際」とぼそりと呟いたことにもファンは過剰反応。「女性でなきゃいけない意味がわからない」と低評価が付きまくり、結局、女性メンバーの加入は見送られた。
前述したように「男子校ノリ」をテーマにしたプロジェクトゆえ、発足当時は下ネタも多く男性視聴者向けの内輪感が強かった。だが今はすっかり女性ファンの多いコミュニティとなっており、また子どものファンも多い。その影響力の大きさを考えれば、もう少しモラルを意識した方が良いのではないだろうか。