香取慎吾はなぜ、芝居が苦手でも「テレビドラマに出たかった」のか

文=wezzy編集部
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香取慎吾(『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』番組ホームページより)

 香取慎吾がついにテレビドラマの世界に帰ってくる。香取は2021年1月25日から始まる『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』(テレビ東京系)で主演を務める。香取のテレビドラマ出演は、SMAP時代に主演した単発ドラマ『ストレンジャー〜バケモノが事件を暴く〜』(テレビ朝日系/2016年)以来だ。

 香取慎吾がドラマで初めて主演を務めたのは1996年放送『透明人間』(日本テレビ系)。俳優としてのキャリアは25年以上と非常に長いが、実は演技に対して苦手意識をもっているという。

 1月7日発売「週刊文春」(文藝春秋)のインタビューで香取は<お芝居は一番苦手ですね、今でも>と語っている。

 SMAPが解散して以降、香取は仕事のジャンルをどんどん広げている。芸術家としてはパリで個展を開いたり、香港で壁画を描いたりと海外でも活躍。歌手としては2020年の元日にソロアルバム『20200101』をリリースした。

 香取曰く、こうした創作活動はオファーがあろうとなかろうと自発的にやっていく表現活動だが、演技に関してはあくまでドラマや映画の製作者によるオファーありきのものだそうだ。それが緊張感や苦手意識につながっているのかもしれないと自己分析している。

 しかしそれゆえに、俳優としての仕事では、他のジャンル以上に「新しい出会い」が生まれるという。苦手意識をもちながらも俳優としての仕事を続けている背景には、そうした出会いへの期待があるようだ。

<お芝居って長い時間を共にするので、キャストやスタッフみんなと波長がだんだん合っていって、より深い関係になっていく。“好き”な人がいっぱい増える仕事でもあるんです。だから……苦手だけど、一緒にやりたいです、と>

香取慎吾の演技は高い評価を受けている

 香取がもつ俳優活動への苦手意識は根深そうだ。以前もインタビューで<僕、演技が苦手なんです。決められたことをするのが得意じゃないんだと思います。絵を描いている方が好きですね>と話し、映画『凪待ち』(2019年)で白石和彌監督からオファーされた時は<え、僕ですか? 草なぎ(剛)じゃないんですか>と感じたことを冗談めかして語っている(2019年7月1日付朝日新聞デジタル)。

 しかし、監督や脚本家からの評価は高い。白石監督は<ずっとあなたと仕事がしたかった>と言って香取にオファーしたそうだ(前掲朝日新聞デジタル)。また、香取主演ドラマ『誰かが、見ている』(Amazonプライム・ビデオ/2020年)で脚本を担当した三谷幸喜は、喜劇俳優としての香取の才能は志村けんに匹敵するとまで語っている。

 こうした評価は、苦手意識を抱きながらも俳優の仕事にチャレンジし、“好き”な人を増やした成果だろう。ジャニーズ事務所退所以降、地上波テレビの世界から少し離れざるを得なかった間、そうして築いた人脈に救われた面も少なくはなかったのではないか。『誰かが、見ている』の三谷は2002年の『HR』(フジテレビ系)や2004年のNHK大河ドラマ『新選組!』で一緒に仕事をした旧知の仲である。

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