18歳の意識調査で「今後、教育格差は広がると思う」という回答が51.2%

文=中崎亜衣
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 日本財団が、「教育格差」をテーマに第33回18歳意識調査を実施し、その結果を公開しました。

 それによると、「他の人に比べ、学習環境に差がある」と感じていという回答が43.4%。理由(複数回答)は、「集中して勉強できる環境が家庭になかった」32.0%、「学校の進路・進学指導が十分」19.1%など。

 コロナ禍で学習環境の差が広がったと感じている人は52.9%と半数を超え、コロナ禍によって自身の進路に影響があったという人も31.5%いました。

 教育格差については「感じる」48.9%、「感じない」51.1%。およそ2人に1人が教育格差を感じていると言えます。教育格差の原因としては、「家庭の経済力」25.3%、「学校の指導力」14.9%、「本人の努力」12.1%などが多く選択されました。

 今後、教育格差は広がると思うかという質問には、「思う」51.2%、「思わない」9.3%、「わからない」39.5%。とりわけ教育格差を感じている層は67.1%とおよそ3分の2が「格差が広がると思う」と回答しています。

 教育格差を是正するために必要だと思うこと(複数回答)については、「高等教育の無償化などの制度整備」48.0%、「無償の学習支援拠点の整備強化」33.8%、「オンライン教育の強化」33.8%などが挙がりました。個々の家庭の問題ではなく、政治的に動くべき領域であることは明らかですね。

▼調査概要
調査対象:全国の17歳~19歳男女
調査除外:下記の関係者は調査から除外
印刷業・出版業/マスコミ・メディア関連/情報提供サービス・調査業/広告業
実施期間:2020年12月1日~12月4日
調査手法:インターネット調査
報告書:https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/eighteen_survey

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