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SMAP解散、ジャニーズ退所以来5年ぶりの地上波主演連ドラがまもなくスタートする香取慎吾さん。かつてひっきりなしに主演ドラマの仕事が入り、寝る間もなく、凄まじい集中力でなんとか毎日を駆け抜ける生活から一転した数年でしたが、ついにジャニーズタブーは破られ地上波完全復帰となるのでしょうか。その意気込み裏話です。
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皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!
「5年ぶりの出演だよ、民放のドラマは。しかも主役だなんて嬉し過ぎる」と語るのは、香取慎吾くん。
年末に草彅剛くんの結婚で驚かせてくれて、新年早々『7.2 新しい別の窓 元日スペシャル』(ABEMA)の生放送では、かつてのSMAPメンバー・森且行くんと共演を果たし、稲垣吾郎くん、つよぽん、森くん、慎吾くんの夢の4ショットが実現したりと話題には事欠かない新しい地図のみんななんだけど、慎吾くんは「テレビに出るって大変な事なんだね。あ〜、テレビに出たい!」と、ちょいちょい言っていてね。
そんな彼が5年ぶりにドラマ『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』(テレビ東京系)で主演を張るの。スタートは1月25日の月曜日夜10時から。SNSの誹謗中傷をテーマにした何ともタイムリーなサスペンスドラマ。テレ東と慎吾くんって関係性が薄そうな感じがしていたんだけど、テレ東のドラマ出演は1988年の『あぶない少年Ⅲ』以来で、実に33年ぶりなんですって。
「当時はまだ小学生だったから、仕事とかドラマの撮影と言っても、実際よく分かってなかった」そうで、本人的には「今回がテレ東の初ドラマ」という感覚らしいの。
アツが慎吾くんドラマの密着取材を始めたのは1996年の主演作『透明人間』(日本テレビ系)からだから、さすがに『あぶない少年Ⅲ』は行ってないんだけど、俳優・香取慎吾の“地上波のテレビドラマ主演”の報は本当に本当に嬉しい限り。吾郎ちゃんがNHK連続テレビ小説『スカーレット』にレギュラー出演したり、新婚のつよぽんが、異例の2月スタートとなったNHK大河ドラマ『青天を衡け』に出演することになったり、それらの事象が影響を与えたのか、遅ればせながら民放のテレビドラマ業界にも少しずつ新しい風が吹き始めているようなのよ。新しい地図をどんどん描いていって欲しいしね。
実際、とある民放のドラマプロデューサーは「オファーを出したいと思っているプロデューサーや監督はいっぱいいるんだよ。だって稲垣くんも草彅くんも香取くんも俳優としての実力も人気も高いし、話題性も十分にある。長年、一緒に仕事をしてきた仲の良いスタッフも多いから気心も知れてるしね」って。
さらに「具体的にこんな役を稲垣くんに、あんな役で草彅くんを、こういう役で香取くんを使いたいと企画しているプロデューサーたちも多数いるんだ。でもなかなか実現しないのが現状でね」と熱弁するから「何で実現しないのよ?」と問い詰めたら「うん、面目ない。いろいろあって……」と言葉を濁して、すんごく困った顔で「察してよ」な空気を醸し出すから、とりあえずこれ以上の質問攻めは止めておいたんだけど。
そりゃ確かにこのコロナ禍でテレビ各局、広告収入が激減したのは事実なんだけど、ホントのところはどうなの? どんな理由なのよ〜? と叫びたい気持ちでいっぱい。だって誰も見ないようなつまんないドラマだってたくさん放送してるじゃ〜ん。だったらそんなの止めて、たまにはみんなに見て貰えるような“骨太の本気ドラマ”を作ってくれてもよくない?
ドラマ恐怖症だったSMAP時代
とまぁ、ついついグチも出ちゃったけれど本題ね。この『アノニマス』は社会問題となっている“指殺人”に対応するため、警視庁は「指殺人対策室」を新設するの。慎吾くん演じる一匹狼の刑事・万丞渉ら“指対”のメンバーが匿名犯罪者であるアノニマスと対決していく姿を描く本格的サスペンスドラマで、指対の刑事たちはこれがまぁクセの強い人ばかりだから、一筋縄じゃいかなくて「見るのがクセになっちゃうようなドラマになるといいな」と慎吾くん。
指対の室長には勝村政信さん、相談者に感情移入してしまう前のめりな万丞の相棒役はフレッシュな関水渚さん、特定が得意な勝気な鬼女を演じるのはベテランのMEGUMIさん、ホワイトハッカー役は人気上昇中の清水尋也くんと異色の顔ぶれ。ちょっと想像がつかないこのコラボがどんな化学反応を起こしてくれるのか、とっても楽しみ。これはもう見なくちゃダメよね。
最近のテレ東ドラマはどれもこれもめちゃくちゃ攻めてるし、猫が大好きな編集マンは「どうしても草刈正雄さん主演の『おじさまと猫』を取材したいんだ。慎吾くんのドラマもだけど、昨今のテレ東は目の付け所が違うからコアなファンが多いんだよな。テレ東、バンザイ!」とか言ってはしゃぎまくってるしね。それにオープニングテーマも当然、攻めまくりで、BiSHのメンバーであるアイナ・ジ・エンドの書き下ろしソロ新曲『誰誰誰』に決定。タイトルを聞いただけでもう「何何何」って感じでソソられるでしょ?
かつては主演作が目白押しで、アイドル生活真っ只中だったから正直「ドラマの撮影、辛いよぉ」と思った時もあったと慎吾くん。ドラマ初主演となった『透明人間』(日本テレビ系)の時はまだコンプライアンスが徹底していなかったこともあって、街中をスッポンポンで走りまくったりで、最初は「恥ずかしい」と言っていたのに、慣れと疲れで途中からは開き直っちゃって「もういい。何でも来い」状態だったし。
『蘇える金狼』(日本テレビ系)の時はハードスケジュールがたたって、早朝の撮影は移動車から出てこられず。スタッフ総出でどんなに車を揺らしても「絶対に起きない」とスタッフもお手上げ状態で毎朝がバトル。「長回しの監督」が夜中まで粘ることもあって「内心、まだ撮るの?」と辟易することもあったとか。
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