
荻野由佳Instagramより
NGT48の荻野由佳がYouTubeの更新を停止すると発表した。YouTubeチャンネル「おぎゆか」のコミュニティでスタッフが発表したところによると、リニューアルのため一時的に動画の投稿を休むという。再開のめどが立ち次第アナウンスするとのことだが、具体的な休止期間は書かれていない。この発表と共に、コメント欄も閉鎖された。
荻野由佳は2018年の「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」でいきなり4位に躍り出たシンデレラガール。だが、2019年1月に発覚したNGT48の元メンバー・山口真帆の暴行被害事件以降、イメージが急落してしまった。
この事件は、山口がグループのファンである男による暴行被害を訴え、男2人が逮捕されたものだ。NGT48メンバーが寮として入居していたマンションの自室玄関で男に襲われた山口。彼女は何者かの手引きによって男たちが寮内に侵入したのではないかと訴えていた。
大きく波紋を広げた事件だったが、男らは不起訴になり、2020年3月にNGT48の運営会社AKS(現・Vernalossom)が加害者の男たちに対して損害賠償を求めた裁判も和解が成立。しかし運営側の説明に納得できず、事件は今も“未解決”だとするファンもいる。
事件発生後に山口が荻野のSNSのフォローを外していたことや荻野が山口を煽っていると読み取れる投稿をしていたことから、ネット上では荻野と犯人が繋がっている、荻野は教唆犯といった憶測が拡散される。彼女の所属事務所であるホリプロが否定するものの、疑惑は終息せず荻野は多大なバッシングを受け、モデルを務めていたファッションブランド「Heather」のネット広告まで取り下げられる事態に。さらに、荻野に殺害予告を送ったとして逮捕者まで出た。
荻野由佳のYouTubeは常に低評価が高評価を上回る状態
荻野由佳がYouTubeチャンネルを開設したのは昨年9月だが、チャンネルにはアンチが押し寄せ低評価と否定的なコメントが多くつくなど炎上状態になっていた。荻野自身、こうした反応があることは覚悟のうえだったようで、YouTubeチャンネル開設記念のライブ配信では、以下のように説明していた。
<YouTube始めるのも、最初はすごく悩んでて。でも、なんか動かないと変わらないし、このまんま真っ直ぐ行ってもなんも変わらないと思ったし。みんなの先頭に立って、『怖いとかそんなの気にせずに進んでいったらきっといいことあるよ』っていうのを、NGTのメンバーにも行動で示せていったらいいなっていうのがあったので。
だから、もちろんいろんなご意見をいただくとは思うんですけれども、いい意見もそうでない意見も尊重しながら、これからYouTubeのチャンネルをいろんな意見取り入れながらつくっていきたいなと思うので>
事件以降、停滞しているNGT48のイメージを引き上げるために、荻野は先頭に立ってYouTubeを始めたようだ。しかしその後も動画の内容にかかわらず低評価が高評価を上回る状態は続く。再生回数も最初は5~6万を獲得するものもあったが、10月以降はほぼ1万台をさまよっていた。
荻野ひとりが矢面に立つ状況が、NGT48の再生、そして彼女自身のタレント人生を良いものにするとは思えない。今回の動画投稿休止はリニューアルによるものとのことだが、荻野は再びYouTubeに戻ってくるのだろうか。