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緊急事態宣言の発令によって政府からは不要不急の外出自粛が要請されているが、都心の人出は減るどころか、むしろ増えている地域も多いという。1月20日に放送された『バイキングMORE』(フジテレビ系)では、“不要不急”の線引きに関する街頭調査を行い、その結果についてスタジオで議論された。
番組の調査に応じた70代男性は、散歩と買い物は不要不急ではないと回答。特に散歩は健康維持のために行っていると言い、他にもシニア世代の多くが散歩と買い物は不要不急ではないと回答した。旅行や習い事を不要不急ではないと回答したシニア世代もいたが、いずれも理由は「健康維持」や「生きがい」など、心身ともに健やかな生活送るためだとしている。また、シニア世代のほとんどが、昨年4月の緊急事態宣言の時と不要不急のルールを変えていないという。
一方で若い世代へのアンケートでは、ひとりで外食することは不要不急に値しないとの回答も。ずっと家にこもっていると気分が鬱になるので、気分転換も兼ねてのことだと言う。様々な情報をキャッチできる世代だからこそ、自身の判断で、不要不急のルールを柔軟にしているようだ。
この線引きについてスタジオでも議論がなされた。コメンテーターのカンニング竹山は、買い物・散歩・ひとりで外食することを不要不急ではないと回答。<最低限の、人間が生きていくためのこと。これを感染予防しながらやればいいと思うんですよ>とコメントし、MCの坂上忍も<これがベースになってくると思うけどな>と賛同した。
また、おぎやはぎ・矢作兼は、買い物は不要不急だが散歩・習い事・ひとりで外食すること不要不急ではないと回答。<さっきの70代の女性の意見見てて思ったけど、若者と違うのは、我慢できることとできないことですよね。70代になるとこんなの我慢できますよ全部。若者はやっぱり、人との食事ってすごい我慢できないことなんでしょ>と、年齢を重ねると我慢できることが増えるとの自論を述べた。
もう一年も続いているコロナ禍。ストレスを抱え込み過ぎないよう、感染対策を心がげながらそれぞれが不要不急の範囲を判断し、自分自身をケアしつつ生き延びていきたいものだ。