
Getty Imagesより
私はメルカリでは、主に“売る側”なので、ある変化に気付いていませんでした。
出品されている商品にコメントしようとすると、文章のテンプレートが表示される仕組みに、いつの間にかなっていたんですね。
メルカリのコメントテンプレート
コメントのテンプレートは、全部で5種類あります。
<お値下げをお願いする>
<商品状態を確認したい>
<写真の追加を依頼したい>
<購入可能か確認したい>
<発送までの日数を確認したい>
それぞれクリックすると文章が出くるのですが、色々とツッコみたくなってしまう内容でした。
「コメント失礼いたします。購入を考えているのですが、こちらの商品はお値下げ可能でしょうか?」
丁寧ではありますが、いきなりの値下げ交渉です。
メルカリの「困った値下げコメント」、どう対応してる?
メルカリをやっている人なら誰しも1度は、「値下げしてください」とお願いされたことがあるのではないでしょうか。 少しでも安く購入したいという気持ちも…
「コメント失礼いたします。商品の状態を確認させてください。」
丁寧ではありますが、このコメントだけきたら、どう対応すればいいのか少し悩んでしまいそうです。
「コメント失礼いたします。写真を追加していただけないでしょうか?」
丁寧ではありますが、心の中の面倒くさいなぁがダダ漏れてしまいそうです。
「コメント失礼いたします。こちらの商品はまだ購入可能でしょうか?」
あれ? 出品中なのに購入可能ではない場合って?
「コメント失礼いたします。こちらの商品は、いつ頃発送いただけますでしょうか?」
できるだけ早く送ってほしいということなのでしょうか。発送までの日数は出品する際に選んで記されているのに、改めて確認されるのも、これまたちょっと面倒くさいような……。
購入側には便利!出品側には迷惑?
メルカリにあまり慣れていない方が商品を購入する際には、こうしたテンプレート機能は便利といえるかもしれません。
しかし、出品者側からは迷惑とも捉えられかねない内容。例えば「即購入OK」と書いてあるのに「こちらの商品はまだ購入可能でしょうか?」と確認されてしまう場合もあるでしょう。
そもそもメルカリでは「最初に購入した方と取引する仕組み」とガイドページにも記されています。わざわざ購入可能かを確認する必要はないはずですが、他のフリマアプリにも同時に出品している一部の方が「購入前に必ずコメントお願いします」などと書いているため、このようなテンプレートが生まれたのかもしれません。
テンプレートの使い方には要注意!
使い方次第では、相手に不快感を与えかねないコメントのテンプレート。余計なトラブルに巻き込まれないためにも注意が必要です。
メルカリの世界では取引相手の顔は見えませんが、人と人。相手のことを思いやって、気持ちよくやりとりしたいですよね。
「PayPayフリマ」手数料値下げ
メルカリのテンプレートの件はさておき、年明け早々PayPayフリマは、販売手数料をこれまでの10%から5%に引き下げることを発表しました!
これによりメルカリの10%、ラクマの6.6%より安く、PayPayフリマが3大フリマアプリの中で手数料最安値となります。
このことがメルカリにどんな影響を与えるのか。「新・株長者ランキング」21位に選ばれたメルカリCEO・山田進太郎氏は2021年、ユーザーにとってのどんな“改良”を図るのか? 期待して待ちたいと思います。