
松本潤
松本潤が2023年に放送されるNHK大河ドラマ『どうする家康』に主演すると発表された。
松本潤は主人公の徳川家康を演じる。ちなみに現在放送中の『麒麟がくる』では風間俊介が家康を好演した。脚本は『コンフィデンスマンJP』『リーガル・ハイ』(ともにフジテレビ系)や、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『探偵はBARにいる』シリーズで知られる古沢良太氏が担当する予定だ。
ジャニーズ事務所のタレントが大河ドラマの主演を務めるのは岡田准一の『軍師官兵衛』(2014年)以来。過去には、東山紀之、香取慎吾、滝沢秀明も大河ドラマで主演を務めた。だが、松本潤が大河主演というのは、かなり意外性の強い組み合わせではないだろうか。嵐の活動が止まっている間は、ジャニーズJr.のグループ・美 少年のプロデュースなど裏方の仕事が増えると見られていたが、まさかの展開である。
松本はここのところ嵐としての活動を重視しており、個人として焦点が当たる時も役者としてよりは、嵐のコンサート演出を手がけるプロデューサー的な側面がフォーカスされていた。1月からはレギュラー出演番組もなくなり、不安視するファンの動きを知ってか、12月に松本はブログを更新し「まだ発表できることはないが引退しないから安心して」とファンにメッセージを送っていた。
大河ドラマの主演という大役には松本も悩む部分があり、答えを出したのは嵐の活動が一区切りついた年明けだったという。メディアに送ったコメントで松本はこのように明かしている。
<初めにこの話を聞いたのは昨年の11月。
嵐として2020年いっぱいまでは走り切りたいと思ってた僕は、これだけの大きな事を決めることはできないと思い、結論を待っていただきました。
スタッフの皆さんには本当に感謝しています。
そして年が明けてから今一度考えました。
嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません。
また次に、心血を注いでみんなとモノづくりができるなら、この大きな挑戦をしてみたい>
嵐「2023年復活説」と重なる松本潤の大河主演
それにしても、気になるのは松本潤が一年を通して放送されるNHK大河ドラマの主演を務めるのが「2023年」であるということだ。
2023年、それは嵐が復活するのではないかと噂されている年である。結成25周年という節目の年であるというのがその理由だが、ファンが根拠としているものはもう2つある。
ひとつは、テレビでの発言だ。2019年1月の会見翌日に放送された『あさチャン!』(TBS系)でコメンテーターがなぜか、<5人がですね、2023年にですね、同じ方向に進めば、大丈夫だと思います>と具体的な数字に言及。これを聞いたファンが「この年の復活が決まっているのでは?」と考えたのだ。
もうひとつは、Netflixで配信されている嵐のドキュメンタリー番組『ARASHI’s Diary -Voyage-』でのスタッフの発言だ。同番組の第2話では、2018年から2019年にかけて行われた嵐の20周年ツアーで流す映像の打ち合わせをする様子がおさめられているのだが、そのなかでスタッフが<4年後には画質が落ちるから、今また振り付け動画を撮り直そう>と発言していた。これも「2023年復活」の根拠とされている。
しかし、松本が大河ドラマの主演を務める以上、嵐の2023年復活説は「噂に過ぎなかった」のかもしれない。例外はあるが、一般的に大河ドラマは放送開始前年9月から撮影が始まり、翌年10月にクランクアップする。このスケジュールに、嵐の25周年イベントなどを詰め込むことは極めて困難だろう。
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