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まだまだ寒い1月ですが、2月になれば花粉症の気配が急に近づいてきます。1月の後半から耳鼻科で薬を処方してもらうという患者さんも多いのではないでしょうか。株式会社医師のともは、1155名の医師を対象に「花粉症に関するアンケート調査」を実施。その結果を公開しました。
医師のおすすめする、または実際に取り組んでいる「花粉症対策」(複数回答)で最も支持を集めたのは「マスク」20.4%、次いで、「うがい」13.3%、「点鼻薬・点眼薬」13.1%となりました。新型コロナウイルスの流行でマスクは必携品となりましたが、花粉症患者にとっては毎年必須のアイテムですよね。手洗いうがいも重要です。
「その他」1.8%の回答内容では、「日光を十分に浴び、習慣的な運動を続ける」(40代・小児科)、「ワセリンを鼻孔の前に塗る」(50代・内科)、「洗濯物は部屋干しにするなど衣類に花粉が付着しないようにする」(50代・眼科)などのコメントが寄せられました。
花粉症の診療を担当している医師に限定して回答をピックアップしたところ、1位「マスク」19.9%、2位「点鼻薬・点眼薬」13.5%、「うがい」13.0%。花粉症の診療をしている医師と、その他の医師とで回答に大きな差は見られませんでした。
おすすめの、または実際に摂取している「花粉症対策の食べ物・飲み物」はというと、最も多かったのは……なんと「特になし」。42.8%で、半数近くを占めました。メディアでは花粉症に効果的な食べ物・飲み物について様々な特集が組まれていますが、今回の調査では「食べ物・飲み物が確実に花粉症に効くという根拠がない」との意見が多く見受けられました。
医師に支持されている花粉症の市販内服薬は、1位「アレグラFX」42.2%。理由としては、「副作用が少なく、効果も高い印象がある」「眠気が少ない」「医療機関で処方されている内容と同じ」などのコメントが寄せられています。
▼調査概要
「花粉症に関するアンケート調査」
実施期間:2020年11月26日~12月13日
調査対象:20代~80代の医師会員1155名