変異種の拡大、ワクチン接種500万人、三度目のロックダウン中のイギリスは今

文=中村木春
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ワクチンの目処が立ち、中高年層はすでに旅行の予約を開始

 イギリスでは22日までに、合計530万人あまりが1回目のワクチンを接種した。政府は、2月中旬までに1500万人への接種を終えたいとの計画を示している。

 80歳以上の高齢者や介護施設の入居者、また一部の医療従事者が優先され、その後70歳以上の高齢者や基礎疾患のある人らが接種対象となる。

 これにより、ワクチンの接種を見越した中高年層がすでに旅行の予約をはじめ、旅行業界はにぎわいを取り戻しはじめたようだ。

 暗いニュースが続いていた旅行業界の関係者からは「今年の夏の終わりから長期旅行の予約が入ってきている」「ワクチンの接種を受けた人が増えていけば、予約はさらに増えていくだろう」などと明るい声が聞こえている。

ワクチン接種でコロナと無縁になれるわけではない

 日本の厚生労働省は21日、医療従事者等への最初の接種が2月下旬から始められるよう準備を進めていると発表した。その後、高齢者、基礎疾患を有する人等の順に接種が進められていく見込みだ。

 ”自粛疲れ”という声も聞こえている昨今、ワクチンの登場を待ちわびている人も多いに違いない。しかし、イギリスの現状をみて分かる通り、ワクチンの登場によって新型コロナウイルスが劇的に収束するわけではない。

 また、ワクチン接種を受けたからといって完全にウイルスと無縁になれるとは言い切れず、移動することによって自分がウイルスを運ぶ媒体になる可能性も否定できない。ワクチンの有効性に関しては未だにわからない点が多く残されており、今後さらなる研究が必要とされている。

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