オリラジ藤森慎吾「テレビは非効率で才能の浪費」、吉本を見限った理由を赤裸々に綴る

文=wezzy編集部
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藤森慎吾『PRIDRESS(プライドレス) 受け入れるが正解』(徳間書店)

 2020年12月31日付で吉本興業との契約を終了したオリエンタルラジオ。以前からオンラインサロンやYouTubeでの活動の方が目立ち、テレビにあまり出なくなっていた中田敦彦の退所は多くの人が予想した通りの展開だったが、藤森慎吾も一緒に吉本を辞めたことは驚きだった。

 藤森は1月28日に初の著書『PRIDRESS(プライドレス) 受け入れるが正解』(徳間書店)をリリース。吉本を辞めた理由として、「テレビ」や「収入」に対する考えが変わってきたことが赤裸々に明かされている。

 お笑い芸人がテレビの仕事、特にレギュラー番組の獲得を目指す背景には、「やりたいことが存分にやれる」「存在感を誇示できる」ということ以上に「安定した大きな収入を得られる」というところにあると綴った藤森。

 最近は後輩芸人たちの動向をチェックして学ぶようにしているという。いまの若手芸人はもうテレビに固執するような考えはもっていないと言い、若手の姿勢から学ぶものが多かったそうだ。

 たとえば、4時間の特番の収録に参加して、ひな壇で二言三言しか話さずに帰るのを<正直楽しくないっすよね>と言う後輩芸人の意見には、藤森も<テレビはちょっと非効率で、才能の浪費をしているというところがある>と同意する。

 ただ、生活のためにはそうした企画にも我慢してテレビに出続けなければならない──それが芸人たちをがんじがらめにしているという。

 藤森は今年で38歳。芸人としては中堅層の年齢だが、オリエンタルラジオは2005年にテレビデビューしてすぐにブレイクするという珍しいキャリアを歩んでいる。15年以上テレビの第一線で仕事をし続けて、思うものがあったのかもしれない。

 そこで光明となったのが、YouTube。昨年2月から藤森は個人でのYouTubeチャンネルを開設し、ハイペースで動画を配信している。反響は大きく、これで考え方が大きく変わったようだ。

<このところようやく、お金はなんとかなるだろう、それよりもっと楽しいと思えることを優先してやればいいと考えられるようになった。
 お金の使い方も、自分のためというよりも、ひとやプロジェクトに対して使うことを覚えたのだ。たとえばユーチューブの企画なんかで出費があるとすれば、
「ああ、だったらとりあえず出しておくから、これで準備して」
 と、スパッと言えるようになった。この先のなにか楽しいことのためなら、出し惜しみしないほうがいい>

 昨年12月に手越祐也のYouTubeチャンネルにゲスト出演した際、藤森は<めちゃくちゃ楽しい。自分がこんなにYouTubeというメディア媒体の虜になるとは思わなかった>と話している。

 どんな企画であれば視聴者に刺さるかを自分たちで試行錯誤し、どんどん撮影し、アップしていく。しかも作品には視聴者から反応がダイレクトに返ってくる──その自由度と、速いスピード感が藤森のやる気を刺激しているようだ。

 そこで気になるのは、これからの藤森とテレビ局の関係である。退所会見で藤森は<いまやっている番組は続ける>としたうえで、吉本興業とは独立を理由に圧力をかけることはしないとの約束を文書で交わしたとも話していた。

 とはいえ、前述した手越とのYouTubeでは、制作費を理由に3月いっぱいでレギュラー番組が2つ終わると証言している。元事務所の圧力やテレビ局の忖度がなかったとしても、藤森が新たにテレビでレギュラー番組を獲得することはあり得るのだろうか。番組のキャスティングはテレビ局と事務所の関係性で決まる側面が強く、フリーとなった藤森がそこに入り込むことは容易ではない。

 藤森はそれも理解したうえで、意図的にテレビ以外の場に踏み出しているのかもしれない。ただ、YouTubeの企画がテレビと比べて新しく、斬新で、ワクワクするものかといえばそれも疑問だ。これから藤森はどのようなビジネスを展開していくつもりなのだろうか。

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