『悪霊狩猟団:カウンターズ』を生んだ韓国ドラマ・映画界の充実ぶりに目を見張る

文=菅原史稀
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 昨年末、Netflixは2020年版人気作品ランキングTOP10を発表した。1位に輝いた『愛の不時着』をはじめ、2位の『梨泰院クラス』、6位『サイコだけど大丈夫』、8位『青春の記録』、9位『キム秘書はいったい、なぜ?』と、韓国ドラマがTOP10の半分を占めている。

 コロナ禍の巣ごもり需要により、ここ日本においてもNetflixの加入者数は約1年間でおよそ200万人増えたが、Netflixにおける韓国ドラマの視聴数も昨年と比較して6倍以上に成長したそうで、サービスの需要が高まるとともに韓国ドラマファンの裾野も拡がりを見せている。

 その人気は韓国と日本のみに留まらない。昨年12月に配信開始となったNetflix制作のサバイバルホラードラマ『Sweet Home -俺と世界の絶望-』は配信からわずか1カ月あまりで全世界2200万人に視聴されている。

 このように韓国ドラマへの需要が世界的規模で高まるなか、今年1月、Netflixは韓国内の2カ所にあるコンテンツスタジオとの長期契約を締結し、「韓国オリジナルコンテンツのための定期的な制作基盤を固めた」との声明を発表した。

 約4800坪の広大な敷地と支援施設で構成されるスタジオを数年間にわたり確保するこの契約からは、Netflix社の“長期・継続的な韓国ドラマ製作の展望”と“韓国のクリエイター・俳優陣にとってより充実した創作環境の組成”を目指す意向が汲み取れる。

 創作環境の変化がアクション表現の進化へ繋がったことは先ほどに触れた通りだが、このようなコンテンツ製作への投資は、今後の韓国ドラマにさらなる表現の発展をもたらすだろう。

(菅原史稀)

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