玉森裕太「ダメだ、こりゃ」と酷評された演技も着実な進化 驚異の伸びしろで色気溢れる自然体の30代に

文=秘密のアツコちゃん
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エイベックス公式ページより

 Kis-My-Ft2玉森裕太さんが2月3日発売の「an・an」(マガジンハウス)官能特集でセクシーな表紙&グラビアを披露。Kis-My-Ft2のデビューから10年、3月には31歳になる玉森さんの色気が増し増しだと評判ですが、ドラマにで始めた頃には指示されたこともできず「ダメだこりゃ」とスタッフが絶望するレベルだったそう。そこからの劇的な成長を、アツが振り返ります。

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 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 「ワンワン、ワンッ!」。こんなに可愛い子犬系男子がこの世に存在するなんて、もう反則以外の何ものでもないんだけど。皆さん、ご覧になっていらっしゃいますか? ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)を。

 上白石萌音ちゃん主演のファッション雑誌編集部を舞台にしたお仕事ラブストーリーで、萌音ちゃん演じる編集部の新人・奈未の恋のお相手となるのが、玉森裕太くん演じる愛らしい子犬系おぼっちゃま・潤之介なのよ。玉ちゃんの「ワン」の鳴き声に悶絶した女子の皆様方、ちゃんと息は出来てますかぁ?  吸ったら吐いてね、シーハーハー。

 まぁね、TBS夜10時の『火曜ドラマ』はいつもキュンキュンさせてくれる枠だけど、そのせいでどんどんハードルが上がっていってるじゃない?  昨年OAされた萌音ちゃん主演の『恋はつづくよどこまでも』も何度か気絶しちゃったし、『この恋あたためますか』でもめちゃくちゃ温まったしね。ドキドキが止まらない枠だから演じる方も大変だと思うのよね。

 で、今回も萌音ちゃんの熱演が光っているんだけど、そのお相手が玉ちゃんで、潤之介は「子犬系男子」の御曹司カメラマンという設定なの。え〜っ、子犬系男子って何? と思って聞いてみたところ、玉ちゃんご本人も「どんな意味なんだろうと思っていろいろ調べたよ。ネット検索したりして」ですって。まるで想像がつかなかったらしいの。

 イメージ的には「ピュアで従順な可愛い系の男子」って感じだし、玉ちゃんの見た目ならパーフェクトじゃない? と思ってたんだけど、本人は「潤之介は子犬系男子かつ天然系男子。全く演じたことがないキャラだから最初は結構、戸惑った」んですって。

 やだわ、玉ちゃんったら完璧ワンちゃん派で飼ってたじゃない。買ったばかりのお気に入りのルブタンのスニーカーの上に、うっかり乗ってしまった愛犬がギザギザに驚いて飛び上がった時に「可哀想なことしちゃったよ」と泣きべそかいてた玉ちゃんを見て「何て優しいご主人様だこと」と思ったものよ。

 だからワンちゃんのことは常日頃じっくり観察しているし、玉ちゃんなら簡単に演じられそうじゃない? ハマり役! なんて思ってたんだけど、いやいやそれなりに苦戦はしたらしいのよ。どうやら「あざとさを全面に押し出す可愛いだけの子犬系男子」には、したくなかったみたいで。はい、ごめんなさいね。

 でも考え抜いただけあって、今じゃどっからどう見ても、潤之介はすっかり自然体の子犬系男子じゃない?  ドラマは恋のライバルになりそうな間宮祥太朗くん演じるクールな編集者・中沢も参入してくるし、恋が成就するかどうかは微妙で最後までハラハラさせてくれそうな予感。しかも奈未の上司である敏腕鬼編集長・麗子は潤之介の実姉で2人の恋路を邪魔しにかかるし、カメラマンとしての将来が曇りがちな潤之介の今後など、一筋縄ではいかないイバラの道も用意されているから、目の離せない展開になること間違いなし。

 あ、ちなみに麗子を演じているのはドンピシャ役回りの菜々緒ちゃんね。ちょっとした『プラダを着た悪魔』だから、ファッションに興味がある女子も一見の価値ありよ。まぁ、あんなにスレンダーで綺麗な編集長や編集者なんて実際はいないけど(笑)。でも赤入れしてる麗子の赤ペンはどこの編集部でも本当に使っているものだから「うわ、リアル」って、うちの編集ウーマンたちも言って喜んでたわ。「赤ペンだけは一緒」って。

 ドラマ主演の萌音ちゃんは1月27日に迎えた23歳のお誕生日も『ボス恋』の現場でみんなからお祝いされて、「大きな愛と責任を持って丁寧に日々を重ねて参ります」としっかりしたコメント。演技も全力投球でその無垢な真剣さに毎回ズキューンと胸打たれちゃうしね。「奈未に関しては、応援してあげたくなるような魅力的なヒロインになるよう気合を入れて演じている」そうなの。アツの周りにいるうるさ型の編集者たちも、「この憎めなさったらなんだろね? 普通のように見えて普通じゃないし、いそうなのに絶対にいないし、何より存在感が段違い。恐るべし、萌音パワー」と言って全力で全集中して応援してるもん。

 萌音ちゃんにとって2021年は女優デビューをして丸10年が経つという記念の年なんですって。応援のしがいがあるわよね。奇しくも、玉ちゃんが所属するKis-My-Ft2もCDデビューから10年なのよ。本ドラマの主題歌『Luv Bias』は2月24日リリースで、キスマイ10年目の最初のシングル。アニバーサリーイヤーのスタートダッシュとしては完璧でしょ?

涙と感激のキスマイデビューから10年

 キスマイのCDデビューは当初、2011年5月に予定されていたのだけど、3月に起きた東日本大震災の影響を考慮して8月10日に延びたのよね。もちろんデビュー日も大切な記念日なんだけど、昔っからのファンにとっては2月12日も忘れられない大事な大事な日なのよ。

 それは国立代々木競技場第一体育館で行われていたデビュー前のライブツアー最終日のこと。今は退所してしまった安井謙太郎くんが茶封筒を持ってステージ上へと。その茶封筒を開けると何と「デビュー決定!」のお知らせが。もうメンバーは大喜びでステージを駆け回るわ飛び上がるわ、長年のファンの皆さんはすすり泣くわ、取材陣も大騒ぎになるわで右往左往よ。メンバーともずっとデビューを夢見てきたから、アツもあの日のことは忘れられないわ。だから2月が近づくと毎年、性懲りもなくなぜだかソワソワしちゃうのよ。

 CDデビューを志してメンバーは一丸となって一直線に歩みつつも、でもなかなか朗報が聞こえずに時に打ちのめされたり挫けたり……。北山宏光くんや藤ヶ谷太輔くんはドラマ出演の機会も多く、俳優業もこなしていた中、玉ちゃんは2009年、ドラマ『ごくせん 卒業スペシャル’09』(日本テレビ系)や映画『ごくせん THE MOVIE』に出演。ボンタン姿でチョイ不良の役を演じたんだけど、どうにも迫力がなくてね。

 心配するみっくんやたいぴーに「玉、どうだった?」と聞かれるとアツも困って、「現場ではみんなに可愛がられてるし頑張ってるよ〜」としか言えずシドロモドロ。つまり可愛い過ぎる不良生徒だったのよ。

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