この投稿をInstagramで見る
キングコングの西野亮廣が吉本興業を退社した。吉本興業は「双方合意の上、2021年1月30日付をもってマネジメント契約を終了しましたのでご報告いたします」と発表。「スポニチ」は、西野が製作総指揮を務める『えんとつ町のプペル』の宣伝を巡り吉本側に不満を募らせると同時に、吉本側も西野の主張に容認しがたい部分があったとみられると伝えている。
西野亮廣は1月27日にTwitterで<これが芸能事務所の現状です。そりゃ、辞めるタレントが続出するよね>と、スタッフとやりとりするLINEのスクリーンショットを公開。LINEで西野は、『えんとつ町のプペル』のプロモーションをする外部スタッフと映画配給会社との間をつなごうとしない吉本興業のマネージャーに対し、<オメーの会社の作品を売るために奔走してくれてるんだよ!>と激怒していた。しかしこの叱責LINEを一方的に公開し、吉本スタッフを無能呼ばわりして自身の正当性を主張するやり方には、批判もある。しかも社員の実名も伏せることなく公開していた。
そのうえで西野は<退社する可能性も含めて、吉本興業と慎重に話し合いを進めています>と投稿。それから3日後の退社である。
昨年12月にはYouTubeの番組『Win Win Wiiin』で、すでに吉本を辞めた宮迫博之(雨上がり決死隊)と中田敦彦(オリエンタルラジオ)に<意外と僕、愛社精神ある奴なんですよ>と話し、まだ退社しないとしていたが、急転直下の契約終了となった。
同番組では、現在の西野は仕事の9割ほどを吉本興業とではなく、自分の会社(株式会社NISHINO)でやっていることも明かしており、吉本に所属しているのはテレビで宣伝するためのパイプに過ぎないとも発言していた。NewsPicksの番組『The UPDATE』でも、テレビ出演はオンラインサロンや『えんとつ町のプペル』の宣伝のためと断言している。テレビ出演をしないのであれば「まったくいらないですね。本当にいらないと思います」とも。
テレビは宣伝媒体に過ぎないと豪語し、事務所スタッフを見下すような態度が目立つことには、疑問の声もあった。吉本興業側も腹に据えかねていたのかもしれない。