元ジャニーズJr.参戦、JO1を「身長低い」とdisる練習生も…早くも波乱の『日プ2』、番組システムにも懸念

文=wezzy編集部
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【完成】『日プ2』練習生がJO1を「身長低い」揶揄し炎上。バッシングを過熱させる番組システムの問題もの画像1

『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』公式サイトより

 『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(GYAO!/以下、『日プ2』)の練習生101名が1月30日に公開された。この番組はJO1を生んだ『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!、TBS系/2019年)の続編である。

 ヴァサイェガ光や田島将吾、篠原瑞希といった元ジャニーズJr.の参加が話題になっているほか、『今日、好きになりました』『アオハルLINE』『私の年下王子さま』(すべてAbemaTV)などの恋愛リアリティー番組に出演してカップル成立していた練習生が物議を醸すなど、公開早々から話題は尽きない。

 なかでも「炎上状態」となっているのが、「ゆとち」こと、古江侑豊である。

 古江は高校生だった2018年、『今日、好きになりました』第13弾に出演。番組ではカップル成立したものの、交際には至らず関係が終了し、その後は別の女性と「みゆとち」というカップルYouTuberとして活動していた。

 そんな古江の女性蔑視的な発言や、JO1への侮辱発言が明らかになり、物議を醸している。古江が「今どこに住んでるの?」という質問に<メスどもの家を転々としてます>と答えたり、JO1について<なんか俺さぁ、『似てる』って言われてJO1を見たんですよ、けっこう。なんかみんな身長低い>と発言したりしている動画がSNSで拡散されているのだ。

 古江に対してかなり強い口調で批判的な意見を述べているネットユーザーも散見され、誹謗中傷が過熱している。『日プ2』は番組視聴者(国民プロデューサー、通称“国プ”)による投票で推しのオーディションが決まっていく番組である。視聴者参加型のオーディション番組では、推しの練習生を援護するために特定のメンバーがバッシングの対象として集中放火を浴びることがあり、これがしばしば誹謗中傷につながっている。

 直近では、BTSの所属事務所・Big Hitエンターテインメントによるオーディション番組『I-LAND』(Mnet/2020年6月〜9月)で、日本人メンバーのケイに対して過去にプライベートで使用していたSNS投稿をもとにバッシングが集中した。

 それも関係したのか、ケイはファイナルステージまで進みながら、惜しくもデビューグループ・ENHYPENのメンバーに選ばれなかった。これを不憫に思ったファンからはケイのリベンジを願う声が上がり、のちにケイはBig Hitの日本法人が手がけるグループからのデビューが決まっている。

 前作の『日プ』でも、同様にファンのバッシングが選考に影響をおよぼしていた。

 『日プ』に参加していた韓国人練習生のキム・ヒチョン、キム・ユンドン、チョン・ヨンフンはデビューを確実視されるほどの人気があったが、最後の審査(デビュー評価)を前に続々と辞退していった。これには、ファンの間で「兵役でグループを抜けるメンバーを合格させていいのか」という議論が起き、一部バッシングにつながっていたという背景がある。

 彼らの辞退を伝える際に番組側は<各種SNSにて一部実名で事実無根の心ない誹謗中傷の投稿が見受けられます。皆様が本プロジェクトを気持ちよく楽しんでいただけるように、SNSマナーにご理解ご協力の程お願い申し上げます>と警告。それほど誹謗中傷が目に余るものだったということだ。

 その後、3人は『日プ』スタッフが、番組の制作を手がけた吉本興業に承認を得ないまま『日プ』に参加した人気練習生を集めて結成し波紋を呼んだグループ・ORβITでデビューを果たしている。

 視聴者の投票によって推しの人生が大きく左右される視聴者参加型のオーディション番組というもの自体、そもそも賛否の分かれるところだが、『日プ2』は平和に最終回までたどりつけるのだろうか。

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