
世界一役に立たない育児書(C)wezzy
妊婦さんや赤ちゃん・小さな子を連れている親御さんは、何かと声をかけられたり質問を受けたり、アドバイスを受ける機会が増えます。親、親戚、友達、ご近所さん、また道を歩いているだけで知らない人から声をかけられることも。それが心温まる時間になることもあれば、驚くようなことを言われて返事に困ることも。例えば……
・親しくない人からの「母乳なの?」「2人目はまだ?」といったプライベートに踏み込み過ぎた質問
・「男の子と女の子、うまくやったわね」といった意味不明な称賛
・「無痛分娩や帝王切開だと子どもに愛情が芽生えない」といった偏見
・「靴下をはかせないなんて寒くてかわいそう/靴下をはかせるなんて暑くてかわいそう」「1人っ子なんてかわいそう/子どもが多すぎてかわいそう」といった謎の同情
・「お腹触ってもいい?」「赤ちゃん触ってもいい?」あるいは、許可なく触れる
などなど。
そういったときに反論したい! 「触らないで」と断りたい! でも角が立たないようにしたい…! と思っても、とっさには言葉が出てこなかったり行動できないですよね。
今日はそんな時の行動のヒントを伝授します!
①逃げる

(C)かねもと
逃げるが勝ち。ラピュタの部分はなんでも構いません。例:純烈、ツチノコ
②反論する

(C)かねもと
わけがわからないことを言われたら、わけがわからない言葉で答えてOK。
③威嚇する

(C)かねもと
服装やメイクなどが派手で強そうなお母さん(お父さん)は声をかけられづらい傾向があります。
まとめ:親たちが警戒する理由
子育て経験者は現役子育て世代に、親しみを感じて声をかけてくれているのかもしれません。それ自体は何かと孤立しがちな現代の子育て世帯にとって、ありがたいことかもしれません。
けれど根拠が不明だったり、傷ついたりするようなアドバイス・主張をされたり、「私の時代は~」という話が続くと、親御さんも困ってしまいますよね。いろんな家庭があり、事情がある。反論すれば角が立つかもしれないし、それで済むならまだしも逆上されるかもしれないと思って黙ったまま我慢したことのある人もいるのでは。
また、「かわいそう」という言葉も何かとかけられる機会の多い言葉。子どものことを思いやっているのか心配しているんでしょうか。しかし、子どもを「かわいそう」な存在と決めつける言葉は失礼だし、親子を貶めてしまうのでよくありません。自分の常識と照らし合わせて違ったり見慣れないことはただの主観であって、「かわいそう」ではないのです。言われた側は、それがわかっていても、実際に耳にすると落ち込むものです。
こういう主張を親の立場からすると、せっかく声をかけてくれた人に失礼だ、と思われるかもしれません。けれど、親たちは子どもを守るのに必死です。人の目を気にしたりいろいろな事件や事故の話が聞かれる時代だからこそ、神経質にならざるを得ないのです。
好意やヘルプを受ける機会も減ってしまうのはもったいないですが、親たちの事情も痛いほどわかります。声をかけるほう、かけられるほう、どちらも幸せになる形があればいいですよね。
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