
Gettyimagesより
生きている以上は欠かせない「睡眠」。リンナイ株式会社は、日本・アメリカ・中国・フランス・フィンランド計5カ国の20~60代の男女計1000名を対象に、睡眠事情に関する調査を実施。その結果を公開しました。
まず、新型コロナウイルス流行前と現在の睡眠時間について聞いたところ、現在最も睡眠時間が短いのは中国(8時間50分)、次いで日本(8時間58分)。対して、最も睡眠が取れているのはアメリカ(11時間16分)でした。また、新型コロナウイルスの流行前に比べ最も睡眠時間が増えたのはアメリカ(+41分)、睡眠時間が減ったのは中国(-45分)でした。
続いて、仕事をしている方に仕事がある日とない日それぞれの睡眠時間について質問したところ、仕事がある日の睡眠時間が最も短いのは日本(8時間25分)。さらに、仕事がない日と仕事がある日の睡眠時間の差が最も大きいのも日本(+1時間14分)でした。
また、自身の睡眠に悩みがあるという方の割合が最も多いのはアメリカで約6割、次いで日本が約5割でした。5カ国で最も多かった具体的な悩みは「寝付きが悪い」66.0%。日本においても最も多かったのは「寝つきが悪い」で74.9%、次いで「朝、なかなか起きられない」48.5%、「予定より早く目覚めてしまう」46.6%と、起床時の悩みも上位にランクインしています。
起床時に「しっかり眠った」という熟睡感はあるかという設問では1~10の目安で回答。熟睡感の平均値が最も高かったのは中国(6.8)、最も熟睡感の平均値が低かったのは日本(5.3)でした。熟睡感が低い方は、熟睡感が高い方に比べ、集中力、気力・充実感が低下し、眠気を感じやすいようです。
ちなみに世界的なコロナ禍の現在、テレワークの頻度が最も多いのはフィンランド、テレワークの頻度が最も少ないのは日本だったとのことです。
コロナの影響でテレワークが増えたと回答した方に、テレワークが増えたことでストレスも増えたと感じるかどうかを聞いたところ、「ストレスが増えた」と感じる方が最も多かったのは中国、次いでアメリカ。対して、「ストレスが増えた」と感じる方が最も少なかったのはフランスでした。
コロナの影響による生活の変化で夜更かしが増えたかを聞いたところ、「とても増えた」「増えた」との回答が最も多かったのはアメリカです。一方、「とても増えた」「増えた」の回答が最も少なかったのは日本で、約8割の方が「変わらない」と回答しています。夜更かしの頻度が増えて何をしているかと言えば、最も多かったのは「映画・動画の視聴」でした。
回答者全体に、よく眠るために継続的に行っていることを聞いたところ、1位「読書をする」 23.2%、2位「カフェインを控える」20.8%、3位「音楽を聴く」18.5%。ちなみに、中国では「ホットミルクを飲む」、フランスでは「ハーブティーを飲む」、フィンランドでは「チョコレートを食べる」という方が多く見受けられたそうです。
昼寝についての質問では、回答者全体の約6割が「昼寝をすることがある」と回答。最も昼寝をするのは中国、最も昼寝をしないのはフィンランドでした。日本では、「毎日昼寝をする」という方の割合が最も少なく12.5%でした。
▼調査概要
調査時期:2020年12月17日~12月21日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~60代、男女、基準値を超える飲酒をしない方、計1000人(各国200人)
調査エリア:日本、アメリカ、中国、フランス、フィンランド