大きな文房具店に行くと、数年前よりもシステム手帳の売り場が充実してきているように感じます。
それを裏づけるように、東京や大阪・神戸の老舗文房具店ではシステム手帳専門の売り場が新たに設けられて、システム手帳イベントが開催されると開店時間の前からお店の前に行列ができるほど注目が集まっています。
今、人気を集めるシステム手帳から、きょうは株式会社レイメイ藤井(以下レイメイ藤井)の「ダヴィンチ グランデ ロロマクラシック」(以下、ロロマクラシック)の魅力を聖書サイズを中心に紹介します。
株式会社レイメイ藤井から2014年2月に発売になったシステム手帳ロロマクラシック。古典的なデザインとアンティーク感のある外観は洋書を思わせる佇まいがあり、古くからシステム手帳を愛用する人から見ると男性的な印象をうけるモデルですが、企画デザインを担当したのはレイメイ藤井の商品企画室の女性スタッフということもあって、女性からの支持を多く集めているのがこのロロマクラシックです。

ロロマクラシックの名前の由来
「ロロマクラシック」のロロマには由来があります。ネイティブアメリカンポピ族の男と呼ばれた「チャールズ・ロロマ」は20世紀アメリカを代表する芸術家で、彼の作品からインスピレーションを受けて名付けられた革の名前がベースになっています。
石を磨いて緻密な細工を施し、先住民の民芸品だったネイティブアメリカンジュエリーをコンテンポラリーアートの域にまで昇華させた彼の作品には、ポピ族の文化信念を重んじながら革新的な試みに溢れています、そんな彼に敬意を表してレイメイ藤井のシステム手帳ロロマクラシックの名前が誕生しました。

ロロマクラシックを使われている特別な革
ロロマレザーは植物性タンニンで2回鞣し、ワックスとオイルをたっぷりと染み込ませ、通常のタンニン鞣しにかかる期間の1.5倍の時間をかけて仕上げられています。ロロマレザーで作られたロロマクラシックは、磨くことによって革に中のオイルが呼び出され、宝石のようなツヤや光沢が蘇り、特別なメンテナンスを行わなくても経年変化を楽しむことができます。国産牛革のきめ細やかな質とマッチして、海外の高級皮革に引けを取らない上質な革に仕上がっています。
革製品のメンテナンスが煩わしいと感じていた人にも、安心してオススメできるシステム手帳でもあります。

聖書サイズは選べる2つのリング径
ロロマクラシックバイブル聖書サイズにはリング径15mmのオーソドックスなタイプとさらにリング径の大きな24mmの2種類があります。
15mmタイプには約105枚のリフィルが収納でき、24mmには約195枚前後のリフィルを収納することが可能です。例えば、スケジュール管理用のリフィルウィークリータイプ(見開き1週間)の場合1年間で約50枚です、15mm径なら約2年分、24mm径なら約4年分を挟める大きさという事になります。
リフィルの1枚の厚みは種類により異なりますが、写真の15mmリングでは110枚のリフィルを綴じた状態ですが、まだまだ余裕があります。

太軸万年筆にも対応した可動式ペンホルダー
システム手帳と一番相性の良い文房具はなんといっても筆記具です、なかでも万年筆は風格のあるロロマクラシックとの相性はひときわ良いといえるでしょう。
本体右サイドにあるペンホルダーは可動式を採用していて、最大14mm軸径までの筆記具に対応しています。誰もが憧れる万年筆「モンブランマイスターシュテック146」(軸径13mm)や、Pelikan「スーベレーンM800」(軸径13mm)などの太軸の万年筆はもとより、軸の細い筆記具の場合にはペンホルダーのベルトで調整することも可能です、あなたの大切な筆記具をやさしくそしてしっかりと携えてくれます。

購入してすぐに使えるリフィルが付いてくる
国内でも数多くのメーカーがシステム手帳を販売していますが、そのほとんどがリフィルは別売りとなっていて、本体を購入する際に別途購入する必要があります。
レイメイ藤井のシステム手帳は、購入したらその場ですぐに使えるように必要な紙リフィルだけではなく、ガイドプロテクターなどのアクセサリーまでがひとつのパッケージで付属しています。
このロロマクラシック聖書サイズには次のリフィルとアクセサリーが付属しています。
・フリーマンスリー 20枚・フリーウィークリー 20枚
日付が印刷されていないので、年度を気にせず購入したその日から使える
・ノート(横罫) 20枚
汎用性のある5.0mm罫の横罫線リフィル。
・チェックリスト 10枚
重要事項、注意事項のチェックを行うためのTodoリスト。
・アドレス 10枚
氏名/電話/携帯電話/住所/メールアドレスを記入できるアドレス帳。
・ブックマーク1枚
方眼定規としても使える栞。
・ガイドプロテクター2枚
リフィルをリングの巻き込みから守るためのプロテクター。
・カードフォルダー(縦型)1枚
クレジットカードや名刺などを整理するのに便利。
・ファスナーポケット1枚
領収書や切手などちょっとした物をしっかり収納できるリフィル。
システム手帳のメリットは、自分で中身を自由にカスタマイズする楽しみがありますが、使い勝手のわからないリフィルを一度に購入するのは少しの勇気とお金が必要です。
本体を購入時に、スターターキットとして数種類のリフィルが付いてくるのは、ユーザーにとってありがたいレイメイ藤井の心遣いだと思います(一部のモデルではリフィルの種類が異なり、付属しないモデルもあります)。

サイズとカラーバリエーションが豊かなロロマクラシック
ロロマクラシックには聖書サイズをはじめとして、A5サイズやミニ6やM5など用途や趣味に応じての5つの大きさから選ぶ事ができます。さらに自分らしさをより表現できるカラーバリエーションも豊富で、ブラック/ダークブラウン/ブラウン/ネイビー/グリーン/レッドの6色も同時に展開しています。
1番の人気は、経年変化を楽しめる「ブラウン」ですが、今回の記事で紹介している「ブルー」が2021年2月にA5リング径30mmを除く全サイズで新しくラインナップに加わり、選択の幅がさらに広がるレイメイ藤井のシステム手帳「ロロマクラシック」です。
メーカー 株式会社レイメイ藤井
製品 ダ・ヴィンチ ロロマクラシック・システム手帳
A5サイズシステム手帳
・A5 リング径30mm 25000円(税別)
・A5 リング径25mm 20000円(税別)
・カラー ブラック/ダークブラウン/ブラウン
聖書サイズシステム手帳
・聖書サイズ リング径24mm 18000円(税別)
・聖書サイズ リング径15mm 16000円(税別)
・カラー ブラック/ダークブラウン/ブラウン/ネイビー/グリーン/レッド
ポケットサイズシステム手帳
・ポケット(mini6) リング径14mm 14000円(税別)
・カラー ブラック/ダークブラウン/ブラウン/レッド
Mini5サイズシステム手帳
・11mmリング径 13000円(税別)
・カラー ブラック/ダークブラウン/ブラウン/グリーン//レッド/ブルー
共通仕様
素材 ヌメ革(牛革)
ペンホルダー 14mm径よりも細いペンに調整が可能
(出雲義和)