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妊婦や産後の女性と全国の産前産後の専門家をつなぐプラットフォーム「Rubans」が、今年1月に設立されました。
産後うつや妊産婦の自死、児童虐待は大きな社会課題となっています。妊娠中〜産後1年までの女性の死因1位は「自死」。母親が追い詰められる要因のひとつに挙げられるのが、身近に頼れる人がいない環境です。妊娠・出産・子育てにおける悩みは多種多様ですが、信頼できる相談相手がいなかったり、必要な情報と相談先が見つけにくく適切な相談先の判断基準がわからなかったりという問題があるのです。
しかもコロナ禍の現在、両親・母親学級の中止、妊婦健診の制限、立ち合い分娩や面会制限など、妊娠・出産を取り巻く環境は変化しています。そこで「Rubans」では、全国の産前産後の専門家を一元化して母親をつなぐことで、多種多様な悩みに応えるサービスを提供。
医師・助産師のほか、理学療法士・作業療法士・栄養士・鍼灸師・柔道整復師・臨床心理士などの医療職、ヨガやピラティスのインストラクター、リラクゼーションの提供者、家事や託児のサポート、ベビーケアなど、医療・行政・民間の様々な産前産後ケアの専門家を検索し、オンライン相談が可能なシステムを整えます。
WEB上ではポータルサイトとして正確かつ適切な産前産後の情報を発信。たとえば行政が提供している産前産後サービスを視覚化して紹介するコンテンツも用意します。オンライン相談やオンライン講座の開催、専門家によるママ個別訪問など、多角的にサービスを提供する予定とのことです。
▼Rubans
http://rubans.co.jp