コロナ禍での「妊活」、カップルの行動や意識に変化 「妊活白書2020」 

文=wezzy編集部
【この記事のキーワード】
コロナ禍での「妊活」、カップルの行動や意識に変化 「妊活白書2020」 の画像1

Getty Imagesより

 ロート製薬株式会社は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が多かった2020年の「妊活」についての意識調査を実施。その結果を「妊活白書2020」として公開しました。

 妊活のイメージについては、調査対象者の62.4%が「子どもを望むすべての人が行うこと」と回答。2018年から徐々に「悩んでいる人が行うこと」「病院で治療を受けること」ではなく、「子どもを望むすべての人が行うこと」と捉えられる傾向にあり、妊活に対する認識が変わってきていることがうかがえます。また子どもを望む人たちのうち、「ふたり妊活ができている」という人は60.3%で、2020年は増加に加速がかかっています。

コロナ禍での「妊活」、カップルの行動や意識に変化 「妊活白書2020」 の画像2

コロナ禍での「妊活」、カップルの行動や意識に変化 「妊活白書2020」 の画像3

 新型コロナウイルスの影響下における妊活の取り組み状況にはどのような変化があるのでしょうか。「休止はせず、ずっと継続している」55.3%、「一時休止していたが、現在は再開できた」21.3%、「現在休止している」23.4%。4人に3人が妊活を継続、もしくは休止したものの再開しています。

 妊活についての夫婦ふたりの納得度については、「納得した」87.6%、「納得していない」12.4%。多くの夫婦がきちんと話し合いをした上で妊活に臨んでいることがうかがえます。

 新型コロナウイルスの影響が出る前と比べて、「妊活」の意識、行動、情報入手方法には変化が見られました。

 意識の変化としては、「自分の健康により意識を向けるようになった」(男性26.5%、女性37.8%)、「パートナーの健康により意識を向けるようになった」(男性23.6%、女性33%)。「パートナーの気持ちをより気遣うようになった」(男性19.0%、女性13.6%)と、ポジティブな傾向が強まっています。

コロナ禍での「妊活」、カップルの行動や意識に変化 「妊活白書2020」 の画像4

 行動の変化としては、「食生活により気をつけるようになった」(男性20.1%、女性20.8%)、「規則正しい生活をより心がけるようになった」(男性17.5%、女性18.7%)など、健康や生活習慣に気を配る傾向が。免疫力を高めることは大事な感染予防だという共通認識があるようです。

コロナ禍での「妊活」、カップルの行動や意識に変化 「妊活白書2020」 の画像5

 情報入手先、相談相手の変化については、「パートナーとより話し合うようになった」(男性29.4%、女性21.9%)、「妊活に関する雑誌、SNS投稿や動画を見る機会が以前より増えた」(男性12.6%、女性19.7%)。また、「妊活に関する自身のことをSNSで発信するようになった」(男性4.1%、女性12.2%)という方や、オンラインによる相談やセミナーを活用するなど、オンラインでの活動もコロナ禍では増加しました。

コロナ禍での「妊活」、カップルの行動や意識に変化 「妊活白書2020」 の画像6

▼調査概要
調査名:妊活白書2020
調査期間:2020年12月5日〜12月6日
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査対象:
〔スクリーニング調査〕
18~44才/男女(未既婚、子どもの有無を絞り込まずに配信)/19,795名
〔本調査〕
①25~44才/既婚男女(子どもはいない、現在子どもを欲しいと思っている)/800名
②18~29才/未婚男女(子どもはいない ※妊娠中の人は除く)/400名

※妊活白書ダウンロード先
https://jp.rohto.com/-/Media/com/dotest/common/pdf/hakusho2020.pdf

「コロナ禍での「妊活」、カップルの行動や意識に変化 「妊活白書2020」 」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。