SMAPを取り巻く環境は、急激に変化している。2019年7月にジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏が亡くなり、事務所の経営陣が一新されたこと。また、「民放テレビ局などに元SMAPメンバーを出演させないよう圧力をかけた疑い」があるとして公正取引委員会がジャニーズ事務所を注意したことなどが背景にある。
稲垣は朝ドラ『スカーレット』（NHK／2020年）に出演。香取は現在放送中のドラマ『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』（テレビ東京系）で主演を務め、今月14日からは草なぎが大河ドラマ『青天を衝け』（NHK）に出演する。ドラマだけでなく、バラエティ番組でも3人の姿を見る機会はだんだんと増えてきた。
香取のドラマは初回で平均世帯視聴率7.3％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録。これは同枠歴代最高視聴率である。草なぎも映画『ミッドナイトスワン』で日本アカデミー賞優秀主演男優賞に選ばれた。最優秀主演男優賞にジャニーズ事務所時代の後輩・二宮和也と争うことになる。
今後も新しい地図が地上波テレビに復帰する流れは加速していくだろう。
そこで気になるのが、「SMAP再結成」の可能性である。2020年3月に中居もジャニーズ事務所を退所して個人事務所「のんびりなかい」で活動するようになって以降、新しい地図の3人と中居の関係が急接近し始めている。
2020年7月には、新しい地図が行っている新型コロナウイルス感染拡大にともなう募金プロジェクト「LOVE POCKET FUND」に中居個人として寄付していたことが明らかになった。これに対して稲垣は＜本当に感謝しかないです＞ ＜すごくうれしかった＞（2020年10月4日付ウェブサイト「telling,」）と反応している。
2020年12月発売「週刊女性」（主婦と生活社）は、中居が稲垣、香取、草なぎ、森且行に＜5人で集まろう＞と呼びかけていると伝えた。しかし、木村拓哉にだけは連絡をとっていないという。木村は今もジャニーズ事務所に所属しており、合流は難しいかもしれないが、新しい地図と中居が共演することは近い将来あるかもしれない。
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