「ホテル暮らし」という選択もあり? 長期滞在専門ホテルの予約数が増加

文=wezzy編集部
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GettyImagesより

 新型コロナウイルス感染拡大により大きな打撃を受けたと言われるホテル業界。メトロエンジン株式会社の調査によると、2020年12月のホテル業界全体の予約状況は前年同月対比49.8%にまで落ち込んでいます。

 この苦境を打開すべくホテル側も新たなサービスを打ち出しました。帝国ホテルやホテルニューオータニは、割安な長期滞在プランを提案。最高級のサービスを受けられる高級ホテルでのステイケーションを魅力に感じる人は多いのではないでしょうか。

 さらに新たな需要として注目を集めているのが「ホテル暮らし」。テレワークの普及もあり、特定の住居を持たず、ホテルに長期滞在して暮らすことを好む人が増えつつあるようです。

 2020年11月にサービスを開始したホテルの長期滞在専門予約サイト「Monthly Hotel(マンスリーホテル)」が、2021年1月の予約動向について発表。それによると、2021年1月の合計予約金額は、2020年12月1日~31日間の予約金額に対し、10.9倍に伸長したとのことです。

 「Monthly Hotel」は、2週間以上半年以内の長期滞在予約が行える長期滞在専門ホテル予約サイト。長期利用が可能なホテルのみが掲載され、1泊当たりの宿泊値(ADR)の最安値より20%以上割引したお得なプランを提供しています。 2021年1月31日時点で、全国43都道府県・約187施設と提携し、ビジネスホテル、旅館、リゾートホテルなど、様々なニーズに対応。Google検索からも宿泊プラン予約やシームレスな検索が可能です。

 「Monthly Hotel」の発表によると、2021年1月の平均宿泊数(予約)は27.4泊。「Monthly Hotel」の予約可能最低日数である14泊を大きく超過しています。また、2021年1月31日時点における「Monthly Hotel」連携施設数は、サービスを開始した2020年11月1日時点の129施設の1.44倍となる187施設に増加。コロナ禍が「ホテル暮らし」を一気に身近なものにしているのでしょうか。

 長期プランの策定に積極的なホテルは増加しており、今後も順次新たな施設やプランの公開を予定しているとのことです。

▼「Monthly Hotel」
URL: https://monthlyhotel.jp/

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