上白石萌音も含まれる? “ジャニーズ御用達女優”とは何だったのか

文=田口るい
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『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』公式Twitterより

 SixTONES・松村北斗が2021年後期のNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』に出演することがわかった。同作で松村は、実家が繊維業を営む大学生・雉真稔を演じる。上白石萌音演じる岡山の和菓子店の看板娘・橘安子の運命を動かすという重要な役どころだ。

 このニュースを受けて、ネットでは「上白石萌音とジャニーズタレントの共演が増えている」と指摘する声が。上白石は、現在放送中のドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)で Kis-My-Ft2・玉森裕太と共演しており、2人のラブシーンが話題になったばかりだったためだ。

 また、2016年の映画『溺れるナイフ』ではジャニーズWEST・重岡大毅と共演していた。同映画の初日舞台挨拶では、映画のタイトルにちなんで、出演者が“溺れる(ハマっている)○○”について明かす場面があったが、重岡は<溺れる上白石ちゃん><(上白石の)歌がすごい好きで。ホンマ透き通る声というか>と歌手としても活動する上白石に溺れていると発言。女性ファンが多い重岡を心配してか、それを聞いた上白石は、<それ字にした時、大丈夫ですか?>と気遣っていた。

 ジャニーズタレントとの共演が多いと“ジャニーズ御用達女優”と呼ばれることがあるが、まるでジャニーズ側が所属タレントと共演する女優を指名しているようで、あまり良い印象のワードではない。これまで“ジャニーズ御用達女優”といわれたのは、香里奈や木村文乃、新木優子などがいる。

 香里奈は、嵐・二宮和也、山下智久、木村拓哉の主演ドラマにヒロイン役として出演。2014年にプライベートの写真を週刊誌に掲載されて引退危機がささやかれたこともあったが、2017年1月クールの主演ドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)でもNEWS・加藤シゲアキと共演している。

  木村文乃は、KAT-TUNの亀梨和也と山下智久が出演した2017年4月クールのドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)や、2018年1月クールの嵐・松本潤主演ドラマ『99.9 -刑事専門弁護士- SEASON II』(TBS系)でヒロイン役を演じた。現在も映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』のPRで、主演のV6・岡田准一とともにバラエティに多数出演している。ちなみに木村は2016年11月に演技講師の男性と結婚し、2019年夏に離婚。「既婚の女優はファンから嫉妬されにくいから良い」と言われるが、離婚後も変わらず共演が続いている。

 若手女優の中では、新木優子がHey! Say! JUMP・中島裕翔や有岡大貴、NEWS・小山慶一郎、錦戸亮、山下智久など多数のジャニーズタレントと共演。新木はスキャンダルがないことに加えて、同性からの支持が高いことから抜擢されているという。

 ただ前述のように、“ジャニーズ御用達女優”という枠組みが存在するとしたら、ジャニーズ事務所が強いキャスティング権を持っていることになる。以前からテレビ局などコンテンツの制作側と芸能事務所の歪なパワーバランスはたびたび問題になり、事務所側の意向に沿ったキャスティングをしようとすれば作品の役柄に合った役者選びが難しくなるという批判がある。事務所の意向、スポンサー受け、スキャンダル云々を考慮してチグハグな配役になっては元も子もないだろう。

 嵐の活動休止、山下智久や長瀬智也の退所、「ジャニーズJr.22歳定年制」の導入など、変化の時を迎えているジャニーズ事務所。滝沢秀明副社長は所属タレントの不祥事も隠蔽せず向き合う姿勢を見せており、また公正取引委員会からジャニーズ事務所への注意が公になったこともあって、タレントパワーの強い事務所が幅を利かせることもできなくなりつつある。“ジャニーズ御用達女優”という不自然な枠も、そろそろなくなる頃かもしれない。

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