明石家さんま「『恋のから騒ぎ』も女性蔑視だからもう出来ない」と嘆く、致命的なズレ方

文=wezzy編集部
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 7日放送『サンデー・ジャポン』(TBS系)では鈴木紗理奈が、「邪魔だと言われれば、老害、粗大ごみになったのかもしれないから、そうしたら掃いてもらえればいいんじゃないですか」との森会長発言を引用して、<私も今日“掃かれる”勢いで来たんですけれども>と語りつつ、<私は(森会長は)辞任すべきだと思っているんですね。なぜなら、私のいる世界にも、どの世界にも、森さん(と同じような人が)いらっしゃるんですよ。女性だったら生きててそれぞれの世界で感じてるけど、実際そういう方たちが力をもっていて、そういう方たちが積み上げたもののなかで活躍させてもらっていたら、ものが言えないです>と、怒りをあらわにした。

 こうした女性たちからの反省や訴えと、前述『ヤングタウン土曜日』での明石家さんまの態度は、全く目線が違う。さんまにとってはやはり、女性蔑視は取るに足らないことで、笑いの材料でしかないのだろうか。しかしそれは、「権力」側にいる人間がもっとも取ってはいけない態度ではないか。

 さんまによる女性共演者への失礼な発言や、男女問わず独身の共演者に「結婚せい」などと勧めることなど、ハラスメント行為は近頃頓に目立つ。しかも、さんまはそうした発言を「笑いのため」に敢えてしているようだ。

 だが、そうしたネタはすでに「笑えない」話題である。さんまの問題はお笑い芸人の間でも認識されているようで、東野幸治は<さんまさんだけです。(りんごちゃんに)『オッサンやないか』って言ったの。さんまさんもアップデートしなければいけないと思うんですけど>(2020年5月配信YouTube『東野幸治の幻ラジオ』より)と指摘したこともある。

 今回の森会長発言の根本には、周囲が森会長の権力に頼り、イエスマン化して異論を提言できなかったことがあると見られる。さんまも芸能界では大御所ではあるが、吉本興業の中では経営層と別のポジションにおり、権力を濫用するようなことはない。指摘してくれる人がいるうちに、周囲の意見に耳を傾けた方がいいのではないか。

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