2020年大晦日に嵐が活動を休止してから、メンバーはそれぞれの道を進んでいる。
二宮和也は現在妻が妊娠しており、今年の春ごろに出産予定だとの報道があった。俳優としてのキャリアも好調だ。昨年公開の映画『浅田家!』で第44回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞し、最優秀主演男優賞の座をジャニーズ事務所の先輩である草なぎ剛(映画『ミッドナイトスワン』)と争う。
松本潤は2023年放送予定のNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めることが決まった。2022年から2023年にかけては大河ドラマを中心としたスケジュールになるだろう。また、2022年1月期の主演ドラマもテレビ朝日系で制作が決定しているとの報道もあり、過去に好評を博した主演ドラマ『99.9』e映画化の噂も根強い。
櫻井翔はキャスター業を中心にしていきたいとの意向を示しているという。「週刊女性PRIME」(2021年2月6日付)によれば、櫻井は月曜日キャスターを務めている『news zero』(日本テレビ系)の現場取材に出ることや、出演日数を週三回に増やすことを希望しているようだ。
相葉雅紀はバラエティタレントとして活動しているが、早くも苦境を迎えている。『相葉マナブ』(テレビ朝日系)ではサポートメンバーとして共演していたアンジャッシュ渡部建のスキャンダルに見舞われ、『I LOVE みんなのどうぶつ園』(テレビ朝日系)は放送内容をめぐり長きにわたって取材に協力してきた動物園から抗議が入った。『VS嵐』(フジテレビ系)の放送枠を相葉ひとりで引き継いだ『VS魂』は、視聴率ひと桁台が続いている。
大晦日からわずか1カ月と少ししか経っていないが、嵐のメンバーはそれぞれの道を歩んでいる。数年経てば、その距離は嵐として集まることが難しくなるほど広がってしまうのではないか。そうした懸念が、昨年の時点ですでにメンバーの口から語られていた。
2020年10月放送『櫻井・有吉THE夜会SP』(TBS系)で櫻井は、「嵐の再結成は大野次第」という世間やファンの見方を否定している。
<いや、カギを握るのはもしかしたら俺かもしれないし。来年になって、『俺もうちょっと戻りたくないな』って思ってしまわないかが怖いというか。
なにが言いたいかっていうと、カギを握るのは大野っていう論調があるけど、そんなことはなくて、カギを握るのは5人それぞれであってさ>
5人全員で嵐、誰か一人が欠けても嵐ではない。嵐メンバーたちは常々、そう明言してきた。もちろんファンもそうであってほしいだろう。ただ、だからこそ活動再開への道のりは困難なものなのかもしれない。
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