「家事代行サービス」まだ浸透せず? 直近1年間に利用した人は約5%

文=wezzy編集部
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GettyImagesより

 インターネットリサーチのマイボイスコム株式会社は、2021年1月1日~1月5日、2回目となる「家事代行サービス」に関するインターネット調査を実施。1万26件の回答が寄せられ、その調査結果を公開しています。

 それによると、「直近1年間に利用した家事代行を利用した」という人は4.9%と少数派のようです。利用した内容(複数回答)としては、「掃除代行、ハウスクリーニング」3.1%、「日常家事全般」0.6%など。調査に協力した88.9%の人が「いままでに利用したことがない」とのことで、まだまだ家事代行サービスは浸透しておらず、つまりこれから一気に拡大すると見られます。

 「直近1年間に家事代行サービスを利用した」という人のうち、定期的に利用している人は約66%。利用頻度は、「週に1回以上」9.3%、「月に2~3回」6.7%、「月に1回」9.1%、「2~3ヶ月に1回」6.9%、「半年に1回」11.6%、「年に1回以下」22.1%。なお、一人暮らし世帯では、「週に1回以上」が他の層より高いそうです。

 家事代行サービスの利用意向について「利用したい」「まあ利用したい」は合計で2割弱。男性は1割強、女性は約25%です。また、直近1年間に利用したという層では8割弱の人が「利用したい」「まあ利用したい」と回答しているのに対して、直近1年間に利用していない層では「利用したい」「まあ利用したい」との回答は約16%に留まりました。一度使ってみると思いのほか良く、リピートしたくなるということかもしれません。

 利用してみたい家事代行サービスは、「掃除代行、ハウスクリーニング」81.0%、「片づけ、整理整頓」24.0%、「日常家事全般」17.7%(回答は利用意向者、複数回答)。家事代行サービス選定時の重視点(複数回答)は、「価格」73.9%、「料金体系のわかりやすさ」56.6%のほか、「スタッフの対応・技術力」「サービスの種類やプランの充実度」も各5割弱でした。「スタッフの対応・技術力」「プライバシーへの配慮、セキュリティ対策」「お試し利用がある」ことを望むのは、女性の比率が高めだったとのこと。

 同じく家事代行サービス利用意向者に、具体的に利用したい場面(複数回答)を聞いたところ、「自分ではできない・難しいところをやってほしい」65.3%、「プロに本格的にやってほしい」49.6%、「自分が苦手な家事をお願いしたい」37.4%。

 「自分ではできない・難しいところをやってほしい」は高年代層に、「家事ができない・体力的に負担」は60・70代に、「家事に時間がかけられない」は10~30代で比率が高くなりました。

 家事代行サービスを「利用したい理由」「利用したくない理由」として、回答者からは以下のようなコメントが寄せられたそうです。

「利用したい」
・風呂やエアコンの掃除などは自分でやるのが大変なのでプロにお任せしたいと思ったから(男性22歳)
・年齢とともにできなくなった家事をやってもらいたい(女性69歳)
・汚れに合わせていろいろ洗剤を買って時間と労力を使うより専門の方にやっていただくほうが仕上がりも綺麗だし効率的だと思ったので(女性48歳)

「利用したくない」
・家事代行をしてもらう前にかたづけなければならないので。料金が高いから(女性61歳)
・定期的に利用するように勧められそうだから(女性54歳)
・自分でできることには無駄なコストをかけたくないから(男性54歳)

「どちらともいえない」
・費用に見合った効果が期待できるかわからないから(男性52歳)
・年齢を重ねたとき、体の自由がきかなっくなったらお願いすることもあるかなと思って。(女性58歳)

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