
GettyImagesより
株式会社マイナビは、今年で12回目となる大学生のライフスタイル調査を実施。今回調査対象となったのは、2022年卒業予定の大学生・大学院生です。「withコロナ」で学生生活はどのように変わったのでしょうか。
オンラインを除き、一週間で学校に通っている日数の全体平均は、1.8日。前年の4.1日に比べると、その半分も通えていません。特に、関東の文系学生の平均は「0.6日」となっています。多くの学生が一堂に会する大教室の授業を控えるため、オンライン講義に切り替えている大学が多いためと考えられます。
年次推移で見ても、14年卒から前年21年卒までの全体平均(4.1~4.4日)より大幅に下がっており、新型コロナウイルス感染拡大による大学内の立ち入り禁止、オンライン授業への移行が影響したようです。

「マイナビ 2022年卒大学生のライフスタイル調査 <withコロナ編>~学生生活はwithコロナでどう変わったか~」より
大学に行けない学生たちが今「楽しさ」を感じているものは何かという質問への回答では、男子は前年トップの「会って話す」を抜き、「YouTube 、動画鑑賞」44.8%(前年比 6.9pt増)が1位となりました。一方、女子は今でも1位が「会って話す」53.8%(前年比2.8pt増)。2位「YouTube、動画鑑賞」50.7%(前年比12.5pt増)となりました。
コロナ禍によるステイホームで友達と直接会う機会が減り、「YouTube、動画鑑賞」など家で過ごす「楽しさ」を見出す学生が増えたのではないかと、分析されています。
スマートフォンの1日の平均使用時間は、全体平均が225.7分(3時間45分42秒)で前年より26.9分増加しています。男女別に見ると、男子は平均213.7分(3時間33分42秒、前年比21.6分増)、女子は平均231.1分(3時間51分6秒、前年比29.0分増)です。

「マイナビ 2022年卒大学生のライフスタイル調査 <withコロナ編>~学生生活はwithコロナでどう変わったか~」より
アルバイトによる1カ月の平均収入は減少傾向です。全体平均は3万3559円(前年比5914円減)で15.0%減少しており、コロナ禍が学生のアルバイト収入にも影響を及ぼしていることがうかがえます。なお、文系学生の平均は3万6699円(前年比6164円減)、理系学生は2万8147円(前年比5148円減)でした。

「マイナビ 2022年卒大学生のライフスタイル調査 <withコロナ編>~学生生活はwithコロナでどう変わったか~」より
▼調査概要
「マイナビ 2022年卒大学生のライフスタイル調査 <withコロナ編>~学生生活はwithコロナでどう変わったか~」
調査期間:2020年11月26日~12月23日
調査方法:2020年11月30日時点の「マイナビ2022」会員の大学生・大学院生にWEB DMを配信。2020年11月26日に過去のアンケート回答者にWEB DMを配信。
有効回答数:3938名(文系男子:621名、理系男子:594名、文系女子:1871名、理系女子 852名)