「花粉対策」とコロナ対策の「窓開け換気」を両立させることはできる?

文=wezzy編集部
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Gettyimagesより

 2020年に比べ飛散量が増えると見られている2021年の花粉事情。新型コロナウイルス感染症対策として換気が欠かせない中、「花粉対策」と「換気」をどのように併用することが好ましいのでしょうか。パナソニックは、首都圏在住の男女536人を対象に「花粉と換気」に関する調査を実施。その結果を公開しました。

 それによると、花粉シーズンでも自宅の窓開け換気について、「例年より積極的にしたい」「例年より多少したい」との意向を持つ人は、合計で58.9%に上ります。

 例年よりも換気を行いたい理由としては、「新型コロナウイルス対策に換気が重要だから」を挙げる人が最も多く、71.2%。一方で、花粉の侵入についても、「とても気になる」25.9%、「やや気になる」48.1%と、7割近くの方が懸念しているようです。花粉が室内に侵入すれば、いくら薬を服用していてもくしゃみ・鼻水・目の痒みなどの症状が表れ、大惨事になることは目に見えていますから、気になるのも当然でしょう。

 「換気」と「花粉対策」、相反する二つを両立する方法としては、「空気清浄機の利用」44.0%、「こまめな床掃除」33.8%、「空気清浄機とエアコンの併用」29.9%などが上位。

 

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パナソニック「花粉と換気に関する意識調査」より

 室内の花粉飛散などを研究する群馬大学・髙橋俊樹准教授によると、「窓開け換気で毎時30㎥の空気を取り入れると、飛散のピーク時には関東で数百~数千個の花粉を室内に持ち込むことになります。花粉を室内へ持ち込むと、微小な有害物質が蓄積することにより、花粉に悩まされる時期を長期化させることにも繋がるため、この時期の窓開け換気は極力避けたい」とのこと。どうしても窓開け換気をしたい場合は、「空気清浄機」の利用が考えられるそうです。

 ただ、高橋准教授によれば、空気清浄機の排気によって侵入した花粉が舞い上がらないよう、空気清浄機の位置を考慮して配置することが前提。前面もしくは背面に吸い込み口があるモデルの空気清浄機の場合は、窓に吸い込み口が対向するように配置。吸い込み口が側面にあるモデルの場合は、少しずらして配置するとより効果的だとアドバイスされています。またその際、窓の近くに配置するほうが花粉の侵入を防げるそうです。

 パナソニックのエアーマイスター・福田風子氏は、無理なく始められる花粉対策として以下の4つを挙げています。

1:外出先から花粉を持ち込まない(玄関にハンディサイズのクリーナーや専用ブラシを用意し、自宅に入る前に衣類に付着した花粉を取り除く)

2:洗濯物を外に干さない(花粉が洗濯物に付着しないよう、外干しをやめて室内干しに切り替える

3:窓開け換気の際は、幅10cm程度にし、レースカーテンは閉める(レースカーテンがない場合も網戸を締めることでも効果を発揮)

4:こまめに床掃除をする(先に水拭きするのが重要。水拭きした雑巾しっかり洗うか、使ったらすぐに捨てられるウェットタイプのシートを使う)

 完璧な侵入を防ぐのは難しいものの、花粉を極力家の中に侵入させないよう、適切な対策を講じたいですね。

▼「花粉と換気に関する意識調査」概要
調査地域:1都3県
調査期間:2020年12月28日~12月29日
調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)
調査対象:20~60代の男女
有効回答:536名(男性:268名、女性:268名)

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