
パッケージの赤味が目を引くカップ担々麵2種を比較!
コンビニではすっかりおなじみの存在となったPB(プライベートブランド)商品。価格の安さだけではなく、近年では商品の品質向上の目覚ましさを感じる機会も増えました。そんなPB商品と同じ種類の一般食品メーカー商品が棚に並んでいると、どちらを買おうか迷う場面もありますよね。
そこで、今回は「カップラーメン・担々麺」を対象に、コンビニPB商品と一般食品メーカー商品の2品を実際に購入し、食べ比べてみました。
コンビニPBからはコンビニチェーン最大手である「セブン-イレブン」の「スープが決め手担々麺 90g」を、一般食品メーカーの商品からはスーパーカップシリーズで有名な「エースコック」の「タテ型 飲み干す一杯 担担麺」をチョイス。どんな違いがあるのか、さっそく検証を始めていきます。
セブン-イレブン「スープが決め手担々麺 90g」は、すっきりとした風味が美味!

セブン-イレブンのPB「セブンプレミアム」の商品
「スープが決め手担々麺 90g」の価格は税込149円で、内容量は90g、熱量は387kcalです。2020年8月に発売が開始されました。パッケージには中身の担々麺の写真が全面にプリントされていて、「スープが決め手」と謳われています。

ゴマがたっぷりと浮かんでいます
具材の主な中身は肉そぼろ、チンゲン菜、ゴマ、唐辛子。お湯を入れて待っていると、やや甘い香りが漂ってきました。コクのある味噌が“決め手”になるスープを生むのでしょうか。では、実食していきましょう。

どちらかと言えば、すっきりした味
スープはお店で食べるような担々麺の味に近く、程よい辛さが感じられます。同じくセブン-イレブンのPB商品である冷凍食品の担々麺に近い味だな……という印象を抱くあたりは、さすが同じセブン-イレブン商品といったところ。
エースコック「タテ型 飲み干す一杯 担担麺」は、まろやかな舌触りが特徴的!

飲み干す一杯シリーズの定番ラインナップのひとつ
対する「タテ型 飲み干す一杯 担担麺」は、希望小売価格が税抜193円、内容量は76g、熱量337kcal。2003年から続く飲み干す一杯シリーズの商品です。

フィルムを剥がしてフタを開けると…
具材の中身はゴマ、肉そぼろ、チンゲン菜、ねぎ、唐辛子など。お湯を注いだ後に入れる特製液体スープには、ポーク調味料や味噌、豆板醤、ガーリック、ジンジャー、練りゴマが入っています。

予想を裏切らない安定の味!
ほどよい辛さが丸刃の麺に纏い、濃厚な味わいが感じられるだけでなく、まろやかでクリーミーな味が特徴的。「飲み干す一杯」というだけあってスープも美味。カップラーメンとしてはごくごくスタンダードな、おいしい担々麺ヌードルです。
セブン-イレブンvsエースコック 担々麵徹底比較!!

左がセブン-イレブン商品、右がエースコック商品
それぞれのカップ麺をさらに掘り下げて比較していきましょう。コスパの観点では、内容量と値段を鑑みるとセブン-イレブンが勝っていると言えます。味については好みの問題もありますが、エースコックがまろやか、クリーミーという言葉がピッタリの風味となっていて、セブン-イレブンはさっぱりとした味でした。

トータルで比較!
また、エースコックのほうが“カップラーメンらしさ”のようなものはあったかと思います。良い意味でも好まれるジャンク感。逆に言えば、セブン-イレブンのほうが本格的な味を目指しているような印象でしたね。
というわけで、似たようなサイズ感、似たようなビジュアルの担々麵のカップ麺ながら、食べ比べてみると大小さまざまな違いがありました。ご購入の際には、ぜひご参考にしていただけたら幸いです。