収入はあるほうなのにきついのはなぜ? 働き盛りの世代に向けた『すごい!家計の自衛策』

文=wezzy編集部
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 働き盛り世代の方に新しい“家計の守り方”を提案する一冊『すごい!家計の自衛策』(小学館)。著者は、政治・教育ジャーナリストの清水克彦氏。記者、キャスター、報道番組のチーフプロデューサーとして取材を重ね、数多くの経済専門家と接し、大学院で研究もする“調査オタク”である清水氏は、その経験を通じて得た確信から「今の年収でも、これまでの生活を見直し、自衛策を講じるほうが幸せになれる」と提案。本書では特に、高所得者が陥りやすい落とし穴に着目しています。

<政府からは「自助」を求められ、加えて制度面でも何の恩恵も受けられないのであれば、一〇〇〇万円プレーヤーを目指して必死で働くだけでなく、そこそこの年収であっても、これまでの生活を少しだけ見直し、自衛策を講じるほうが幸福度や生活満足度が増す、ということをカーネマン教授の学説は教えてくれている気がします。

とりわけ、現在は、得体が知れないウイルスによってパラダイムシフト(考え方や価値観の劇的変化)が求められる時代です。「守り」を余儀なくされている今は、こうした生き方のほうが理にかなっていると言えるかもしれません。

こうした中、私は、年収一〇〇〇万円を得ている皆さん、あるいはそれを目指して働いている人、さらに、今の収入で不透明な時代を乗り切ろうとされている方に向けて本書を書き下ろしました>(本書「はじめに」より)

 『すごい!家計の自衛策』では、消費・働き方・年金・教育費・住宅費・保険・投資・介護・医療費……働き盛りが直面するお金の課題を総ざらい。自分をすり減らしてお金を増やすより、今の家計を見直して豊かに暮らす、いちばん新しい「家計の守り方」が詰め込まれています。

『すごい!家計の自衛策』著/清水克彦
定価:本体1300円+税

<目次>

はじめに
第一章 年収一〇〇〇万円世帯が陥る罠
第二章 働き盛り世代を襲う危機
第三章 「教育」と「住宅」に警戒
第四章 「保険」と「投資」の罠
第五章 「介護」と「医療」の留意点
第六章 安倍&トランプ後遺症下の自己防衛策
おわりに

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