橋本聖子セクハラ報道だけじゃない、菅田将暉や中村倫也にも「女性からのセクハラ被害」ある

文=wezzy編集部
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Getty Imagesより

 橋本聖子東京オリンピック・パラリンピック担当大臣が、五輪大会組織委員会の新会長候補に決まった。

 2021年2月17日、女性蔑視発言によって辞任した森喜朗氏の後任を決める候補者検討委員会が開かれ、橋本聖子氏に就任を要請する方向で調整を進めることになったという。

 橋本氏は以前から後任候補として有力視されていたが、一方で懸念材料も指摘されている。

 ひとつは、橋本氏が五輪担当大臣であるという点だ。大臣規範には兼職を禁止する規定があるため、組織委会長に就任する場合は大臣を辞める必要がある。

 そしてもうひとつが、橋本氏が抱える過去のセクハラスキャンダルである。具体的に問題化しているのは、2014年に開催されたソチ五輪閉会式後の日本オリンピック(JOC)の打ち上げでの振る舞いだ。橋本氏はフィギュアスケートの高橋大輔選手に抱きつき、嫌がっているのにも関わらず何度もキスを迫ったという。

 その顛末を写真付きで「週刊文春」(文藝春秋)が報じると大問題になった。橋本氏は当時、日本選手団の団長を務めていたため、権力の差を利用したセクハラ行為であることは明らかだったからだ。

 この件に関して、橋本氏ではなく高橋選手が会見を開き、<セクハラ、パワハラがあったとは一切思わない><五輪に向かう緊張感の中で禁酒をしていたこともあり、打ち上げのところでお酒が入ってはしゃぎすぎた。大人と大人が、ちょっとハメを外しすぎたのかなと思います。すみませんでした>と謝罪した。なぜか被害者が謝ることになったのだ。

 一方の橋本氏は日本スケート連盟の会長を辞任することもなく、2019年からは五輪担当大臣に。朝日新聞デジタル(2021年2月16日付)記事によれば、自民党内でも橋本氏のスキャンダルに関しては意見が分かれており、「そんなに悪いことだろうか」と問題にしない意見がある一方で、「過去の話が出てくる」との懸念を示す声もあるという。

 後者の懸念は的中したようだ。2月18日発売「週刊文春」(文藝春秋)は、橋本氏による高橋選手以外の選手へのセクハラを報じている。

 記事での元女性議員の証言によると、橋本氏は「キス魔」で、酒が入ると周囲の人にキスを迫るという。その議員も羽交い締めにされてキスの犠牲になったそうだ。

 同誌では、2019年に政界を引退した伊達忠一元参院議長(自民党)も、参院宿舎で宴会をしている際に、「じゃあ見せてあげるか」と胸を見せてきたことがあったと報じている。

女性から男性や、同性同士のボディタッチもセクハラになる

 女性から男性へであろうと、同性同士であろうと、相手の意に反する性的な言動や行動はセクシャルハラスメントとなる。相手がそれを拒絶しづらいような権力勾配がある関係なら、尚更だ。

 女性から男性へのボディタッチは、男性のとって喜ばしいものというイメージが根強いが、そうではないと表明する男性たちもいる。菅田将暉やEXIT兼近大樹がそうだ。彼らは性的な自由・権利を侵害されて困っていると明かしている。

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