モーニング娘。小田さくら「アイドルの在り方に違和感」「『女の子』そのものが武器に」と表明、Juice=Juice高木紗友希のクビ処分に異論唱える

文=wezzy編集部
【この記事のキーワード】
モーニング娘。小田さくら「アイドルの在り方に違和感」「『女の子』そのものが武器に」と表明、Juice=Juice高木紗友希のクビ処分に異論唱えるの画像1

小田さくら(ハロー!プロジェクト公式ホームページより)

 Juice=Juiceの高木紗友希が、男性との交際報道の直後にグループを脱退し、ハロー!プロジェクトとしての活動も同時に終了した。このことについて、モーニング娘。’21の小田さくらが違和感を表明している。

 高木紗友希は「文春オンライン」(2021年2月11日付)で、シンガーソングライター・優里との交際が報じられた。ふたりは優里の自宅で半同棲生活を送っているという。

 文春では高木が優里側のスタッフと親しげに会食に向かう姿、ベランダで洗濯物を干す姿、さらには、中野サンプラザで行われたハロー!プロジェクトのコンサートを終えたあと自転車で優里の自宅まで帰る姿まで撮られていた。

 翌12日、所属事務所のアップフロントプロモーションは高木がアイドルとしての活動を終えると発表。高木はブログを更新し、<グループの一員として、自覚が足りない軽率な行動でした。沢山の方の気持ちを裏切ってしまいました>と謝罪した。

 こうした一連の出来事に関してモーニング娘。’21の小田さくらは、「アイドルの在り方に対して違和感をおぼえる」「悲しい」との思いを述べた。2月17日に更新したブログで、彼女はこのように綴っている。

 小田は2011年にハロプロエッグ(現:ハロプロ研修生)に加入し、翌年モーニング娘。のオーディションに合格した現役メンバー。高木と同じく、ハロー!プロジェクトの中で歌唱力を高く評価されてきた。

<私は、最近のアイドルの在り方に対して違和感をおぼえる点があります。
今回は女性アイドルについてになりますが
私の印象では
一世代前のアイドル全盛期
1970年代や80年代のアイドルの方々は
「歌」「飛び抜けたルックス」「スター性」などの武器を持ってアイドルをしていたように思います。
今は「女の子」そのものが武器になっている感覚です。
なので、男性に寄り添うような歌詞もとてもよく見ますし
身近な存在になりつつあります。
歌やダンスは生まれ持ったセンス、勉強や努力が必要なものですが
生まれた時からみんなが持っているもので戦うとなれば、必然的にアイドル人口は増えるし、選び方は好みだったり、先に目に入った順だったりします。
そんな中でも
音楽を武器にしようとしているハロー!プロジェクトが私は大好きです。
なので、高木さんのように歌声という最大の武器を持ち合わせていた人ですら、戦えない事があるという現実に
音楽が1番大事ではなかったんだと感じた事が
すごく悲しかったです>

 高木紗友希が今回の処分にいたった背景に、「恋愛禁止ルール」が存在していた明確な根拠はない。ハロー!プロジェクト公式サイトで掲載した高木の脱退を告げる文書には、<ハロー!プロジェクトのメンバーとして、自覚を欠いていると総合的に判断し、今回の結論に至りました>とだけしか書かれていない。

 交際報道によって<沢山の方の気持ちを裏切っ>たと謝罪し、<グループの一員として、自覚が足りない軽率な行動>だったとするからには、恋愛は禁止なのかと考えられるが、スポーツニッポン(2月13日付)記事では関係者が「コロナの影響で所属タレントにプライベートでの行動規制を求めているなか、外出を繰り返した高木の行動は周囲に示しがつかない」との判断があったと証言している。

 しかし小田のブログからは、「アイドルの仕事には“疑似恋愛の対象となる”という要素があり、それに見合った行動規範が求められている」との認識が事務所のスタッフ・タレントで共有されていることがうかがえる。

1 2

「モーニング娘。小田さくら「アイドルの在り方に違和感」「『女の子』そのものが武器に」と表明、Juice=Juice高木紗友希のクビ処分に異論唱える」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。