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お金に関する情報を提供するメディア「まねーぶ」は、全国20代~60代の既婚男性300人に家計に関する意識調査を実施。その結果を公開しました。
家庭の家計管理の担当は、「妻が管理して夫に必要分を支給」が38.0%で最多、次いで「夫が管理して妻に必要分を支給」24.7%、「夫婦別々で管理している」20.7%、「2人で管理している」16.7%と、分散される結果となりました。
現在の家計管理に満足しているかの質問には、「はい」80.3%、「いいえ」19.7%。8割以上の人が満足している一方で、約5人に1人がし、不満を抱えているようです。「いいえ」と回答した人の理由としては、夫(自分)の「自由に使えるお金が少ないこと」「負担が大きいこと」などが挙げられました。

「まねーぶ」調査より
夫が自由に使える金額は、ひと月あたり、「10,000円~30,000円未満」が45.3%で最多となり、以降の「30,000円~50,000円未満」22.0%、「10,000円未満」21.7%と2倍以上の差をつけています。金額の妥当性については、「妥当である」190人、「多いと感じている」16人、「少ないと感じている」94人でした。お金の使い道(複数回答可)は、「趣味」が178人で最多、次いで「昼食」161人、「嗜好品」143人となりました。

「まねーぶ」調査より
家族に内緒の収支をうかがったところ、「ある」33.0%、「ない」67.0%。約3人に1人が家族に内緒にしている収支があるようです。具体的な収支内容は、1位「ポイントサイト、アンケートサイトによる収入」46人、2位「副業による収入(アルバイト)」40人、3位「資産運用による収入(金融、不動産など)」18人。内緒にしている理由としては、「緊急な出費など何かあったとき用に備えておきたい」「知られたら取られてしまうから」「単純に知られるのは気に食わない」などの声が寄せられました。

「まねーぶ」調査より
家計管理に関して家族と喧嘩になったことがあるかを聞いたところ、「ある」26.3%、「ない」73.7%。「ある」という人から寄せられた喧嘩時のエピソードを紹介します。
・お金が足りなくなったときに、借りようと提案すると「信用できない」と言われ喧嘩になった。こちらとしては、相手の倍を生活費として拠出しているのに、何故そんなことを言われなければいけないのか疑問だった(30代/正社員/子あり共働き)
・お金の使い方や節約できてないことで口論になった。必要なことにしか使っていないと言われ、お互いに必要の定義が違うため、折り合いが付いていない(30代/正社員/子あり専業主婦)
・車の買い換えの際にローンや車検代金は私が払うのに、結局使用するのは妻になると頭にきてしまい、喧嘩になりました。私の乗る車は、中古の軽自動車です(50代/正社員/子あり共働き)

「まねーぶ」調査より
ひと口に家計管理といっても、手書きの家計簿、スマホアプリなど、種類や方法はさまざま。今回のアンケートに回答した既婚男性が「これって我が家だけ?」と考える家計管理のルールはどんなものがあるのでしょうか。
・紙やWebの家計簿ではなく、通帳で家計の管理をしている。支出の科目別に通帳を作成している。各口座にはある程度お金が入っている。お金を使用する時は、メインの口座から引き出して使い、後で該当科目の口座から引き出し、メイン口座へ補充する(40代/正社員/子あり共働き)
・毎日財布の中の小銭をびんの中に集めており、貯まったものを週一で妻が銀行で通帳に入れてます。他の家庭では毎日小銭を提出するルールは聞かないので、うちだけなのかと思っています(40代/正社員/子あり共働き)
・同じくらいの収入であるにもかかわらず、夫が生活費として拠出している金額が妻の2倍なのは、我が家だけなのか気になります。妻は貯金が貯まって旅行に行く余裕がありますが、私はいつもギリギリなので行けません。妻からすると男性が女性の倍負担するのは当然とのことです(30代/正社員/子あり共働き)
・銀行の破産リスクを考えて、貯金を5つの異なる銀行に分けて預けるようにしている。妻の方針で、理由は分からなくもないが、どこの銀行に何円預けられているのか夫である自分が把握しきれないぐらい複雑で、正直良いルールだとは思っていません(30代/正社員/子あり専業主婦)
▼調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年11月26日~12月1日
調査対象:全国20代~60代既婚男性300人
年代:20代11.3%/30代35.3%/40代31.7%/50代14.0%/60代7.7%
世帯:子なし共働き26.0%/子なし専業主婦(主夫)8.7%/子あり共働き43.0%/子あり専業主婦(主夫)22.3%
職業:正社員78.0%/契約社員・嘱託社員1.7%/派遣社員0.7%/パート・アルバイト2.7%/フリーランス・業務委託3.3%/自営業・自由業5.0%/専業主婦(主夫)3.7%/無職5.0%
世帯年収:100万円未満3.0%/100万円以上~150万円未満2.7%150万円以上~300万円未満8.7%/300万円以上~500万円未満30.0%/500万円以上~700万円未満32.0%/700万円以上~1,000万円未満16.7%/1,000万円以上7.0%