福祉施設が「地元」に開かれるとき――障害者福祉・地方・民俗学の交差点から『ただ、そこにいる人たち: 小松理虔さん「表現未満、」の旅』刊行記念【イベント】

文=wezzy編集部
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認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ、小松理虔 『ただ、そこにいる人たち: 小松理虔さん「表現未満、」の旅』

※本イベントは配信のみでご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。

NPO法人クリエイティブサポートレッツが運営する「たけし文化センター」(静岡県浜松市)。障害のある人たちが「いたいようにいる」場でありながら、地域に開かれた「文化発信拠点」として全国から注目を集めています。

このユニークな施設を1年かけて「観光」したのは、福島県いわき市在住のローカルアクティビスト・小松理虔さん。障害者福祉の「部外者」が日常をともにするなかで「友だち」に変わっていく様子を『ただ、そこにいる人たち』(現代書館)にのびのびとした筆致で鮮やかに記録。

本書の刊行を記念して、小松理虔さんと認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ代表理事久保田翠さん、民俗学者・赤坂憲雄さんの三者で鼎談を行います。障害者福祉を「慈善事業」として狭い世界に閉じ込めるのではなく、地域学・民俗学の視点から「地域の文化」として読み解いていただきます。民俗学者×NPO法人代表×ローカルアクティビストによる、チャレンジングな鼎談。是非ご参加ください。

主催:本屋B&B
http://bookandbeer.com/

チケットの購入など詳細は
https://peatix.com/event/1807347
まで

【出演者情報】

小松理虔(こまつ・りけん)
1979年いわき市小名浜生まれ。ローカルアクティビスト。地元のいわき市を拠点に、食、観光、文化芸術、福祉などさまざまな領域で、場づくり、執筆、メディア制作などを行っている。単著『新復興論』(ゲンロン)で第18回大佛次郎論壇賞。共著に『ローカルメディアの仕事術』(学芸出版社)など。ライターとして関わる、いわき市の地域包括ケアの取り組み「igoku」で2019年グッドデザイン金賞。最新刊は『地方を生きる』(ちくまプリマ―新書)。

久保田翠(くぼた・みどり)
認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ代表理事。東京芸術大学大学院美術研究科修了。長男の出産をきっかけに、2000年にクリエイティブサポートレッツ設立。2010年より障害福祉事業所「アルス・ノヴァ」スタート。2018年浜松市中心市街地にて「たけし文化センター連尺町」を運営(アルス・ノヴァ、シェアハウス、ゲストハウス、ヘルパー事業所ULTORA併設)。2017年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。

赤坂憲雄(あかさか・のりお)
東京都出身。東京大学卒。学習院大学教授。北方風土館館長。専門は日本文化論と民俗学。「東北学」を掲げて、地域学の可能性を問いかけてきたが、最近は、あらたな近代思想史へのアプローチの道を探りはじめている。主な著書に、『異人論序説』(ちくま学芸文庫)、『東北学/忘れられた東北』(講談社学術文庫)、『東西/南北考』『武蔵野をよむ』(岩波新書)、『岡本太郎の見た日本』(岩波現代文庫)、『婆のいざない』(柏書房)、『性食考』『ナウシカ考』(岩波書店)、『民俗知は可能か』(春秋社)など。

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