大野智は「嵐としての最後の一日」に、なにを思っていたのか?

文=wezzy編集部

エンタメ 2021.03.01 06:30

嵐Instagramより

 嵐のドキュメンタリー番組『ARASHI’s Diary -Voyage-』(Netflix)が、2021年2月28日配信回で最終回を迎えた。

 最終回は嵐にとって活動休止前最後のコンサートとなった「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」に密着。東京ドームでのコンサートから本番に向かうまでのメンバーの心情を追っていた。

 嵐がデビューしたのは1999年。当時メンバーは全員が10代だった。それから20年以上嵐としての活動を最優先にして生きてきた。40年近い人生の中で「嵐のメンバー」として生きてきた時間の方が長い。

 そんなグループが歩みを止めるのにあたって、メンバーはそれぞれ複雑な感情を抱えているようだ。特に戸惑いをあらわにしたのが、櫻井翔と相葉雅紀である。

 櫻井はリハーサルの段階から<こんなに行きたくない(東京)ドームは初めてだったね。玄関出たくないっつうか>と漏らす。

 相葉も活動休止前ラストコンサートを間近に控えた心境を聞かれると、<味わったことないことだから。人生で初めての感覚というか、なかなかこの気持ちを表現する言葉は見つからない>と困惑した様子を見せていた。

 一方、ひたすら前を向いていたのが、二宮和也と松本潤である。二宮は<いまここで起きていることをみんなで共有するっていうのが重要な日だからね。それができないと意味がないって思って、スタッフのみんなもそうだけど、ずっと頑張ってやっているから、まずはそこかな。だから、あんまり自分の感情はそこまで(分からない)。終わってからなんじゃないかな>と話していた。

 演出を担当する松本はコンサート前、もっとも多忙でピリピリしていた。ドキュメンタリーの中ではスタッフを相手に激怒する姿もおさめられている。

 そんな松本が人生の節目となるコンサートの前に抱いていたのは、これまで数々のコンサートをこなし、共に成長してきたスタッフへの感謝だった。カメラの前で松本は、<百戦錬磨っていうか、俺らはずっとやってきたチームだからね。カメラマンもスイッチャーも。このチームじゃなかったらこんなスピード感でできない。ここまで粘らないだろうし>と、達成感をにじませた表情を見せた。

大野智が漏らした「現実感のなさ」

 相葉、櫻井、二宮、松本の4人は嵐の活動が止まっている間も芸能活動を続けるが、大野智だけはしばらくの間、表舞台から姿を消す。その期限は決まっていない。

 現時点ではジャニーズ事務所を退所しておらず、いずれは芸能界に帰ってくるものとされているが、一部メディアの間では「独立説」もささやかれており、たとえ芸能界に戻ってきたとしても「嵐」としてかどうかは分からない。

 大野はコンサート前の気持ちをたずねる番組カメラを前にして、考え込みながら、ゆっくりと、次のように語っていた。

<やっぱステージ見て、これが最後のステージかっていう感覚はあったけどね>
<自分では多分気づいてないと思うけど、人生の中で味わったことないし、一生味合わない境地には来ているんだろうね、気持ちとかね。それが今じゃ分かんないんだろうなって思うけどね>
<一個一個考えてはいるんだけどね。目覚ましかけて起きるのもこれが最後か、とかさ。マネージャーの電話もこれが最後かとか、思ってはいるんだけどね。しっくり来ないんだよね、やっぱ。全部、最後になってくるっていうのは、感じてはいるんだけどね。その気持ちとはまっているかっていったら、はまりきれてない。なんか現実的じゃない。まだ、現実だと思ってないんだろうね。だから、はまんないんだろうね>

 一時的とはいえ嵐の活動を休止するということに、まったく現実感が沸かない。それだけ大野にとって嵐は「人生そのもの」だったということかもしれない。

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