「精神的な疲れ」増加傾向、日常生活で慢性的な疲労を感じている人は6割以上

文=wezzy編集部
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GettyImagesより

 インターネット調査を行うマイボイスコム株式会社は、「疲れ・疲労」に関するアンケート調査の第3回目を実施。調査期間は2021年2月1日~2月5日、回答数は1万46件です。

 その結果によると、普段の生活で慢性的な疲労を感じている人は、「感じている」「やや感じている」を合わせて6割強です。女性は10~40代で8割前後に上ったといい、男性は40代で比率が高くなっているとのこと。

「精神的な疲れ」増加傾向、日常生活で慢性的な疲労を感じている人は6割以上の画像2 また、普段の生活で、身体的な疲労・精神的な疲労のどちらを感じることが多いかの質問では、「身体的な疲労・疲れを感じることの方が多い」26.7%、「精神的な疲労・疲れを感じることの方が多い」25.4%、「どちらも同じぐらい」36.6%となりました。

「精神的な疲れ」増加傾向、日常生活で慢性的な疲労を感じている人は6割以上の画像3 疲労を感じている人が、普段の生活で疲労を感じるところ(複数回答)は、「目」「肩」がそれぞれ4割強、「全身」「首」「腰」「精神的に」がそれぞれ3割前後でした。過去調査と比較して、「精神的に」は増加傾向とのこと。また、「腰」は60・70代男性、「全身」「頭」「精神的に」は女性若年層で比率が高くなっているといいます。

 疲労の原因と思われること(複数回答)は様々ですが、疲労を感じている人の3~4割が「運動不足」「加齢」「睡眠不足」「目の使い過ぎ、スマホ・PC等の画面を見る時間が長い」と回答。

 女性10~30代は「睡眠不足」「多忙、休息が少ない」、女性10・20代は「仕事や勉強」、女性30代は「育児、介護」「家事」が高い傾向にありました。

 また、精神的な疲労を感じることが多い層では、「人間関係のストレス・悩み」「緊張感を伴う、神経を使う・集中力が必要なことが多い」「家族・親族問題」の回答割合が高くなっています。

 疲労を感じている人が、疲れをとる・疲労回復のためにすること(複数回答)としては、「寝る」66.6%、「体を休める」41.8%、「入浴、半身浴など」「ぼーっとする」はそれぞれ2割強でした。「甘いものを飲食する」「自分が好きなものを飲食する」「温かいものを飲食する」は、女性の回答比率が高い結果となりました。

「精神的な疲れ」増加傾向、日常生活で慢性的な疲労を感じている人は6割以上の画像4 疲れを取りたい時・疲労回復のために飲むもの(複数回答)としては、疲労を感じている人の33.1%が「コーヒー、コーヒー系飲料」と回答したほか、「栄養ドリンク」「日本茶、中国茶、ブレンド茶など」はそれぞれ2割前後でした。「炭酸飲料」「エナジードリンク」は男性10~30代、「コーヒー、コーヒー系飲料」は女性や高年代層、「紅茶、紅茶系飲料」は女性10~40代で高い結果となりました。

 疲れを感じたときの対処について、回答者からは以下のようなコメントが寄せられました。

・普段しないことをする。例えば、昼まで寝る、スナック菓子を大量に食べる、砂浜ダッシュなど(男性29歳)
・休めるときがあったら、無理をせず、短時間でも休養するようにしている。(男性39歳)
・思いっきり運動して汗をかくのが一番自分には効果があるので、サイクリングをしています(男性46歳)
・人と会って話をすることがストレス解消の一番でしたが、コロナ禍の中でままならず、一人で運動することで今は解消を図っています(男性68歳)
・寝てスッキリさせる。寝てもダメなら散歩などして気分転換する(女性24歳)
・やりたくないこと、やらなくてもいいことはやらない(女性38歳)
・お風呂に長くつかったり、銭湯やサウナに行く(女性46歳)
・コーヒーやアロマの香りを生活に取り入れる。とにかく寝る(女性62歳)

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