カワウソやショウガラゴ…流行する「エキゾチックペット」、感染症などのリスクも

文=wezzy編集部
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「エキゾチックペットに関する日本の意識調査-2021」

 国連が定める「世界野生生物の日」に当たる3月3日、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(東京都港区 会長:末吉竹二郎、以下WWFジャパン)は、エキゾチックペットの利用とその問題について、一般市民の意識を明らかにするアンケート調査の結果を発表しました。

 そもそも「エキゾチックペット」とは、「一般的なペットとして飼われている動物以外で、特に外国産の動物や野生由来の動物」のこと。カワウソ、ハリネズミ、フクロウをはじめ、カメやトカゲ、カメレオン、カエルなど多種多様な希少生物が人気を集める日本は世界有数のエキゾチックペット市場であり、一般家庭やカフェ施設での飼育を目的に売買されています。エキゾチックアニマルカフェ(触れ合い施設)の数に至っては、東・東南アジア地域で最多だとか。

 今回の調査では、3人に1人(33%)がエキゾチックペットに「触れてみたい」、6人に1人(17%)が「飼ってみたい」と回答。特に若い世代で人気の高いことがわかりました。

 一方、全体の68%が「よく知らない・全く知らない」と回答したのが、こうした人気の裏に潜む、以下のような諸問題。

1.感染症:動物から人に感染する病気のリスク。新型コロナウイルスも、コウモリ由来だといわれている。
2.動物福祉:一般家庭やカフェ施設などでの飼育に適さない動物もいて、精神的・肉体的なストレスを与えている。
3.絶滅危惧種:エキゾチックペットの中には、絶滅の恐れのある動物が少なからず含まれている。
4.密輸:不法に密輸入された動物が、ペット市場で流通していることも。
5.外来種:逃げ出したり遺棄されたりすることで、生態系を脅かす事例が確認されている。

 WWFでは、こうした問題についての啓蒙活動に加え、適切な法的規制の必要性も指摘しています。

 コロナ禍で、世の中が感染症には特にナーバスになっている昨今、正しい知識、正しい付き合い方で、ユニークな動物たちと接していきたいものです。

▼報告書 『エキゾチックペットに関する日本の意識調査-2021』https://www.wwf.or.jp/activities/data/20210304wildlife01.pdf

▼調査概要
調査方法: WEB アンケート方式で実施
調査の対象:全国の15 歳~79 歳を対象に実施
有効回答数:1,000 名
調査実施日:2021年2 月1 日(月)~2021 年2 月3 日(水)

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