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2021年の3月11日で、東日本大震災から10年。今年に入ってからも大きな地震が発生しており、日頃から防災意識を持ち対策しておくことの重要性を改めて思い出している人は多いのではないでしょうか。
マーケティングリサーチ事業を行う株式会社クロス・マーケティングは、全国20歳~69歳の男女を対象に「防災意識・対策に関する調査(2021年)」を実施。その結果を公開しました。
現在の防災意識と対策状況について尋ねたところ、「対策の必要性を感じており、十分に対策も行っている」10.7%、「対策の必要性を感じており、対策も行っているが不十分に感じる」40.8%、「対策の必要性を感じているが特に行っていることはない」38.8%、「自分自身が対策することに必要性を感じていない」9.6%。
防災対策が必要だと感じている人は全体の9割に上りますが、実際に対策を行っているのは2人に1人にとどまりました。

クロス・マーケティング「防災意識・対策に関する調査(2021年)」より
行っている防災対策として、多くの回答があったのは「備蓄品を用意」で、「食料」58.4%、「水などの飲料」57.8%、次いで「非常持ち出し品をまとめる」39.7%でした。性別・年代別では、60代の女性はほかの世代に比べに見ると、防災対策を行っている割合が高い傾向が見られます。

クロス・マーケティング「防災意識・対策に関する調査(2021年)」より
防災対策の成功・失敗事例についても質問しました。成功事例では食料品や生活用水を備蓄していてよかったという声が多数、失敗事例では期限切れや電池の液漏れなど「いざという時」に使えなかったという声も上がっています。「水」に関しては、飲料だけでなく生活用水としても必要になるため、お風呂やペットボトルで日常的に確保し、災害時に役立ったとの回答が寄せられています。

クロス・マーケティング「防災意識・対策に関する調査(2021年)」より
▼調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域:全国47都道府県
調査対象:20~69歳の男女
調査期間:2021年2月26日(金)
有効回答数:本調査1,100サンプル