「宮迫博之が吉本興業に戻るメリットはない」後輩の吉本芸人も指摘 それでも宮迫は会社に戻りたいのか

文=千葉佳代
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 宮迫博之が念願としている吉本興業への復帰に関して、次長課長・河本準一、タカアンドトシ・トシ、オリエンタルラジオ・藤森慎吾が3人の共同YouTubeチャンネル『こうもトシんご』にて語った。

 2019年6月に発覚した吉本芸人の闇営業問題。大規模振り込め詐欺グループの宴会に事務所を通さずに参加していた責任を取り、宮迫は吉本興業との契約が解除となった。その後、田村亮とともに独自で記者会見を開いて経営層のパワハラを暴露するなど、この騒動は社会的な問題となった。

 宮迫は、吉本興業退社後、芸人仲間の反対を押し切ってYouTubeチャンネルを開設。最初のうちは「へそに落としたプリンを食べる」などのシュールな企画で頑張っていたが、徐々に大物司会者としての顔ではなく、「身近にいる面白いおじさん」として視聴者に受け入れられ、人気を確立した。

 現在ではチャンネル登録者数138万人の人気YouTuberへと成長している。当初は、「テレビに戻りたい」「蛍原(徹)の隣に戻りたい」「復帰は『アメトーーク!』」とさまざまな場所で発信していたが、テレビ関係者からのオファーを断り続けるのに葛藤を覚えたとして、「『アメトーーク!』での復帰が最終的な目標だが、その前にオファーがあるものに関しては今後、引き受けることにした」と宣言。昨年12月29日未明に放送された『クイズ・ピンチヒッター』にて、音声だけではあるが地上波テレビに復帰している。

 とはいえ、吉本興業および地上波テレビ本格復帰への道のりは厳しそうだ。先月12日発売「FRIDAY」(講談社)で、大﨑洋会長は<いや、もう戻らんでええと思うで。いちいちYouTubeでネタにすんなって話や。辞めてまで吉本のことネタにすんなよって>と突き放していた。

 そんな宮迫について、いまでも吉本に所属している河本とトシは「(YouTubeにいたほうが)身軽なんだと思うよ」と話している。

 吉本に入ると、たくさんのフィルターがある。たとえば、メディア関係者の誰かがトシにオファーをかけたいと思ったら、吉本は会社組織なので色々な段取りを踏むことになる。タレントは吉本にとって大事な商品であり、会社はその商品を守るために強い壁で守る。

 だから、吉本に所属していたら、現在の宮迫のように自由な動きをするのは無理だという。もし宮迫が吉本に戻ったら、そのやりとりの煩雑さに「なんなん!?」と思うのではないかと分析していた。

 また、宮迫は以前から蛍原とコンビでやりたいと言っているが、それも吉本にいなければ不可能なわけではないと3人はいう。宮迫が外部の人間として、蛍原に共演オファーを出せばいい。もしも蛍原がそれを承諾すれば、所属する会社は違うものの、雨上がり決死隊としての共演は成立する。

 では、『アメトーーク!』には戻れないのか? これは少し難しそうだ。テレビはスポンサーありきで作られているものだからだ。

 ただ、可能性がないわけではない。藤森が「今後、『アメトーーク!』が宮迫さんにオファーすることはある?」と聞くと、河本は「俺はあるんじゃないかなあと思うけど。企業とかそういうの抜きにして。『アメトーーク!』って言っているんだから」と河本は答えた。宮迫が離れて時間が経ったが、テレビ朝日はいまでもコンビの名前を使ったタイトルを変えずにいる。これは宮迫が帰る場所を残しているという番組からのメッセージなのかもしれない。

 とはいえ、重要なものはもうひとつある。「大事にしなきゃいけないのは蛍原さんの気持ち」と藤森は指摘する。河本曰く、蛍原はYouTubeには出るつもりはないと話していたという。

 しかし、蛍原は宮迫の助けを必要としている。『あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~』(テレビ東京系)に出演した蛍原は、自身の将来について、「何の謙遜もなく(安泰じゃないと)思ってる。ずっと。一生なんてないってほんまに」と答えると、「自分で言うのもなんやけど、本当に宮迫のおかげで今があるわけ。これは間違いなく。その間違いない人がおらんようになるわけ。逆にどうしたらええねん?」と語っていた。

 『アメトーーク!』は現在、蛍原ひとりで継続しているが、力不足を感じているという。「『アメトーーク!』で“じゃない方芸人”みたいなのやり始めた。自分もそうで、若林(正恭)も最初は春日(俊彰)の“じゃない方芸人”、(博多)大吉先生とかフットボールアワーの後藤(輝基)とかもみんな“じゃない方芸人”やったけども、しっかり実力があるから、結局は『ガッ!』といくわけよ。俺はずっと“じゃない方芸人”なんよ」と吐露している。

 雨上がり決死隊としてふたりが再会する日はいつ来るのだろうか。蛍原がYouTubeを解禁するのが先か。それとも『アメトーーク!』での復活が先だろうか。

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