カンニング竹山、東京都の“コロナ協力金未払い”に「このままじゃ都民、潰れちゃうよ」

文=柴田さとみ
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カンニング竹山Instagramより

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症。日本では今年1月7日に2度目の緊急事態宣言が発令され、“時短営業”に応じた飲食店には自治体から協力金が支払われることとなっている。しかし、東京都ではその支払いが滞っているという。

 3月10日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)では都の“協力金未払い”問題が取り上げられた。番組の取材に応じた店舗では、申請から1カ月以上経っても協力金が手元に届いていないという。経営者は12・1月分の自身の給与がゼロで、なおかつ従業員の給与を支払うため貯蓄を切り崩す切羽詰まった状況であると説明した。

 スタジオでは「1月7日までの協力金について、申請されたうち約46%が未支給」「書類で申請した後、1カ月後に『書類不備』の連絡があった」ことなどを紹介。加えてこうした問題が起こるのは「都の対応が寄り添えていない」「都庁のデジタル化が遅々として進んでいない」「効率的なチェック体制が敷かれていない」といった背景があるとして、都政のあり方が問われるかたちとなった。

 この状況にカンニング竹山は怒りをぶちまける。MCの坂上忍にコメントを求めると竹山は、<これは2~3日前に自分の番組でも言ってネットで騒がれもしたんですが>と前置きしつつ、<小池さんが何もやってない!>と小池百合子東京都知事への怒りを爆発。さらに<トップダウンで事務方の人たちを動かして、一番困っている飲食の人たちを助けるべき><このままじゃ都民、潰れちゃうよ>と危機感をあらわにした。また、都民に対しても<(小池都知事が)何もやってないことに気づかないと!>など、意識を変えるよう促した。

 竹山の熱弁にネット上では「竹山さんの発言、清々しい気持ちになった! 役に立たないパフォーマンスは要らないんだよ」「坂上イエスマンしかいないバイキングでこれ言える竹山かっこいい」といった称賛が相次いでいる。

 “東京都”という巨大な組織を操るためには大なり小なりのタイムラグが発生してしまうのは仕方のないことかもしれない。だが、コロナの影響が直撃している事業者にとっては、その少しの遅れが「事業継続」と「廃業」を分ける分水嶺となる。東京都側にはそういった危機意識を共有していてもらいたい。

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