『音楽の日』がジャニーズ1組という異例のラインナップに! 中居正広が退所したから? 嵐がいなくなったから?

文=wezzy編集部
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『音楽の日』公式サイトより

 中居正広がMCを務める毎年恒例の大型音楽特番『音楽の日』(TBS系)に、ジャニーズグループが1組しか出演しないとして話題になっている。

 今回の『音楽の日』も司会は中居正広と安住紳一郎アナで変わりない。ただ、出演アーティストのラインナップは大きく変わった。AI、YEN TOWN BAND、岸谷香、GLAY、小林武史、桜井和寿、サンボマスター、柴咲コウ、スガシカオ、FUNKY MONKEY BABYS、MISIA、宮本浩次、milet、森山直太朗、MONKEY MAJIK、ゆず、Rakeらが名を連ね、ジャニーズ関係はKis-My-Ft2のみだ。

 なお、FUNKY MONKEY BABYSは一夜限りの復活。FUNKY MONKEY BABYSと言えば、グループが解散した後の2016年、ファンキー加藤とアンタッチャブル・柴田英嗣の妻(現在は離婚)とのダブル不倫が表沙汰になった。ファンキー加藤のテレビ出演には賛否両論が出ている。

 すでにタイムテーブルも発表されているが、オープニングは桜井和寿と小林武史のコラボ、番組中盤でも桜井と小林のバンド・Bank Bandのパフォーマンスが2回入り、最後はBank Band feat. MISIAとなっている。桜井と小林が中心となった番組構成に、スガシカオやMISIA、MONKEY MAJIKといったラインナップには「もはやap bank fes」といった意見も。「ap bank fes」とは、Bank Bandが中心となった音楽フェスのことだ。

ジャニーズ1組は中居正広が退所したから?

 大型音楽番組と言えば、ジャニーズグループが多数出演することが恒例となっている。昨年12月31日に放送された『NHK紅白歌合戦』も、白組の出場者21組中、ジャニーズからは嵐、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、King & Prince、SixTONES、Snow Man、Hay! Say! JUMPの7組が当選し、「ジャニーズが多すぎる」「ジャニーズが紅白を私物化している」と物議を醸した。なお、Snow Manはメンバーが新型コロナウイルスに感染した関係で、出場を辞退している。

 ジャニーズファンにとっては嬉しいだろうが、それ以外の視聴者が “不公平”と思う気持ちも無理はないだろう。

 昨年9月に放送された嵐・櫻井翔司会の大型生放送音楽番組『THE MUSIC DAY~人はなぜ歌うのか?~』(日本テレビ系)でも、ジャニーズグループそれぞれのパフォーマンスに加え、「ジャニーズシャッフルメドレー」が放送され、「ジャニーズに時間を使いすぎ」「ジャニーズ以外のアーティストの時間を多くしてほしい」と賛否が出ていた。

 ジャニーズアイドルが多く出演するという構造は『音楽の日』も例外ではない。昨年7月に放送された『音楽の日2020』には、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、Sexy Zone、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、関ジャニ∞、SixTONES、Snow Man、Kis-My-Ft2、King & Prince、V6、KinKi Kidsと多数のジャニーズアイドルが出演。そして、大トリは嵐のスペシャルメドレーだった。

 なぜ今回の『音楽の日』がジャニーズ1組という結果になったのか。その理由には2点考えられそうだ。

 ひとつ目は、司会の中居正広がジャニーズ事務所から退所したという点。中居は2020年3月いっぱいでジャニーズ事務所から独立し、“ジャニーズの人”ではなくなった。唯一のジャニーズであるKis-My-Ft2も、中居がひときわ手をかけてきた後輩ということから、今回は中居の特別枠ということなのかもしれない。

 もうひとつは、音楽業界のパワーバランスの変化だ。2016年にSMAPが解散し、昨年いっぱいで嵐も活動を休止した。「国民的アイドルグループ」と呼べるグループはもうジャニーズ事務所には存在しない。これまでであれば、SMAPや嵐を出演させるためにバーターとして他のグループを出演させていたこともあったかもしれないが、今後はそうした取引は成立しない。

 今年からは『音楽の日』に限らず、他の大型音楽番組のラインナップ・企画も大きく変わるかもしれない。

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