
『スッキリ』公式サイトより
加藤浩次が吉本興業との間で交わしていた専属エージェント契約が、“吉本興業側の申し出”によって3月いっぱいで終了となった件が波紋を広げている。
加藤浩次は3月10日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で自らその件について<吉本とのエージェント契約は延長しないことになりまして><僕自身が発案したエージェント契約だったから、僕は続けたかった部分もあったんだけど、会社の方から契約延長しないと言われたら、ノーというわけにはいかないので。それはお互い納得の上で契約がなくなるということになっちゃった>と報告。今後は新会社を設立するという。
加藤は2019年6月に発覚した闇営業問題に対する吉本興業の対応を批判し、『スッキリ』で<今の社長、会長体制が続くのなら俺は吉本興業を辞める>と発言。その後、吉本興業側と話し合いを重ねて、専属エージェント契約を結ぶことで決着がついた形だった。
しかし、それから2年足らずで専属エージェント契約は終了。しかも吉本興業側からの申し出であったことが分かり、世間は騒然となった。一部では、吉本側は加藤が闇営業問題における幹部の対応を批判したことを許していないために契約終了に踏み切ったともいわれ、今後加藤が“干される”可能性もささやかれている。
吉本興業では、このところ加藤のように専属エージェント契約に切り替えるタレントが増えつつある。加藤と同じく『スッキリ』のMCで、3月いっぱいで番組から卒業するハリセンボン・近藤春菜もその一人だ。近藤は闇営業問題が発覚した際、『スッキリ』で加藤寄りの姿勢を見せていたこともあって、同番組を卒業することが今年1月に発表された際には「吉本興業から干されたのではないか」と指摘する声もあった。
「FRIDAY」(講談社)がその件について近藤に直撃したところ、<全然、全然! まったくそんなんじゃなくて。『婚活のため』とか『あらためて本業の漫才に向き合うため』とか、いろいろ報道されていましたけど(笑)、そんなんじゃなくて、コンビでもピンでも活動の幅を広げていきたいなと>と『スッキリ』卒業はあくまでも前向きな理由によるものだと説明していた。
ちなみに、専属エージェント契約を結んでいるタレントは、多くの場合は個人事務所を設立しているが、近藤からそうした話は出ていない。一部のメディアでは、近藤を支援している事務所があり、彼女と以前から親しいベッキーもかかわっていると報じている。
5日放送の『スッキリ』では、ベッキーが“天の声”として登場し、番組を卒業する近藤に<何カ月か前に、私がいろいろ落ち込んでた時とかも、テレビにつなげてできるカラオケの機械を持ってきてくれたりして『楽しいことしよう』って言ってくれたりして、あなたの優しさに救われてます><『あなたのことがずっと大好きです』と、あなたの親友のベッキーが言ってました>とメッセージを送っていた。
これを聞いた近藤は涙ぐみつつ<ベッキーありがとね、私たちすごい似たところがあるからさ。これからも支え合って生きていきましょうね>とコメント。“似たところがある”2人で、今後新たな取り組みを発表することもあるのだろうか。